重賞初制覇を狙うオフトレイル(今年2月撮影、ユーザー提供:ワラビさん)

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 武豊騎手がオフトレイル(牡3、栗東・吉村圭司厩舎)でアーリントンカップ(3歳・GIII・芝1600m)の2年連続8勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまでアーリントンCに25回参戦している。初制覇は99年のエイシンキャメロン。これを機に勝利を重ね、01年のダンツフレームと02年のタニノギムレット、04年のシーキングザダイヤと05年のビッグプラネットで2度の連覇を達成。その後も11年にノーザンリバー、23年にオオバンブルマイで制し、歴代最多の7勝を挙げている。また、前身のペガサスSも89年にシャダイカグラで勝利。相性がいいレースであることは間違いない。

 今年のパートナーはオフトレイルだ。ここまで4戦2勝。前走のこぶし賞は前後半3Fが36秒1-34秒3という前有利の流れを、一枚上の末脚で差し切り。2着のポエットリーとは僅かにクビ差ながら、まさに着差以上の完勝だった。決め手はおそらく重賞級。武豊騎手は新馬(2着)以来の手綱となるが、いかにも手が合いそうなタイプだ。

 武豊騎手がゴドルフィンの所有馬でのJRA重賞制覇となれば、95年の安田記念と96年の京王杯スプリングCのハートレイク、16年のAJCCのディサイファに続いて4回目となる。ゴドルフィンブルーの勝負服に包まれた武豊騎手のガッツポーズを楽しみにしたい。