©️1. FC Union Berlin

 土曜午後に開催されるブンデスリーガ第28節では、残留争いから早く抜け出したい1.FCウニオン・ベルリンは、ここまで今季公式戦40試合無敗継続中のブンデス首位、バイヤー・レバークーゼンをホームに迎え撃つ。仮に”無敵艦隊”相手にここで勝ち点3を獲得できれば、現在降格圏内までの勝ち点差が9という状況からも、残留に向けて強い追い風を得られることは間違いない。

 「素晴らしい相手だよ。見事なサッカーを展開し、そして成功を収めているクラブだ」とビエリツァ監督はコメント。ブンデスリーガでは独走状態、ドイツ杯でも決勝の相手が2部所属のカイザースラウテルンとあって「タイトル獲得を祝福する用意もあるのだが、ただそれと同時に我々には彼らと戦う準備もしっかりできているよ」と言葉を続けた。「満員のスタジアムでファンの皆さんに喜んでもらえるよう、勝利に向け全力を尽くすよ」

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ウニオン「地球外生物としての戦いを!」

 さらにこの試合を彩るのが、スター・トレック宇宙艦隊のロゴマークである。これはスポンサーのパラマウントプラスが、最終シーズンとなるシーズン5の配信開始を4月4日に控えて、選手たちの胸に大きく掲げたもの。52歳の指揮官は「どうやら我々は、地球外生命体との戦いを求められているようだな」とニヤリ。「ワクワクするぜ。特に我々の本拠地は難攻不落の牙城だ。ここでの戦いがどのような意味を持つのか、ぜひレバークーゼンに味わってもらおうじゃないか。目指すは勝利のみ。それによって残留へと更に前進してみせる!」と意気込みを見せている。

©️IMAGO/Steinbrenner

ウニオンはシェファー、レバークーゼンでは待望のボニフェイスが復帰!

 なお、今回のメンバーにはDFジェローム・ルシヨンとGKヤコブ・ブスク(ともにふくらはぎを負傷)、そしてMFヤニク・ハベラー(転倒して負傷)が不在となり、逆にアンドラス・シェファーが出場停止明けで戦列復帰。一方のレバークーゼンは、水曜に行われたドイツ杯準決勝で2部デュッセルドルフを相手に4-0で快勝。さらに勢いづいている上に、ヴィクトル・ボニフェイスがこの試合でついに復帰!65分過ぎから投入、得点への惜しい場面もあり「まさにトップストライカー」とアロンソ監督が絶賛するその決定力の健在ぶりを見せつけた。「FWの起用は贅沢な悩みとなっているよ。」