「チームが苦労しているのは初めて」クロップが負けを認めた壮絶なFAカップ準々決勝
FAカップ準々決勝、マンチェスター・ユナイテッド対リヴァプールの試合が行われ、激闘の末にユナイテッドが4−3で勝利した。
この試合、前半はリヴァプールが2−1とゲームを支配する場面が多く見られた。しかし87分にアントニーが同点弾を放ち、試合は延長線にもつれこむ。
延長前半終わり際の105分、エリオットが豪快なミドルで得点し再びリヴァプールが優勢に。
しかし延長後半の111分、リヴァプールのビルドアップをスコット・マクトミネイが引っ掛けてボールを奪うと、前を走り込んできたマーカス・ラッシュフォードにうまく合わせてゴール。ユナイテッドが再び追いついた。
ハーヴェイ・エリオットのトラップが少し浮いたところをアレハンドロ・ガルナチョがうまく詰めてボールを奪うと、トップスピードで敵陣にボールを運んだ。アマド・ディアロは並走して走り込みパスをもらうと、焦ることなく落ち着いて左に切りこみ、逆転弾を放った。
『Mirror』によると、この試合後にインタビューを受けたユルゲン・クロップは、「チームが苦労しているのは初めて」と振り返った。今季調子が良いリヴァプールだが、この試合は苦戦し敗北したことを認めた。
リヴァプールはこれで4冠の夢が潰えてしまった。ユナイテッドとは4月7日(日本時間)にリーグ戦でもう一度当たることになるが、プレミアリーグの優勝争いを続けるためにも次は負けられない一戦となる。