ベイルが抜けたウェールズに試練の時 EURO2024出場へ運命のプレイオフ「「ベイル引退後のチームは簡単ではない」
2022年のワールドカップ・カタール大会終了後、ウェールズ代表FWガレス・ベイルは現役を退く決断を下した。これはウェールズサッカー界にとって大きすぎる出来事だ。
いずれ来ると分かっていたが、ベイルは代表をEURO2016、EURO2020、そしてワールドカップ・カタール大会へと導いてきた英雄だ。ベイルが抜けることで、ウェールズ代表の戦力は大きくダウンすると考えられてきた。
EURO2016から続いてきた良い流れを途切れさせるわけにはいかないが、ウェールズは踏ん張れるのか。今のチームにはイングランド2部のバーミンガム・シティで活躍する19歳のMFジョーダン・ジェイムズ、トッテナムで成長している22歳のFWブレナン・ジョンソンなど若手の成長も目立つ。
そこにリーズ・ユナイテッドFWダニエル・ジェイムズ、DFジョー・ロドン、フラムMFハリー・ウィルソンら中堅世代、ベテランのアーロン・ラムジーの力がプラスされることになる。英『Daily Mirror』によると、ウェールズ代表を指揮するロブ・ペイジもベイルの後輩たちに期待していて、チームの仕上がりに自信を見せる。
「ベイル引退後のチームは簡単ではない。我々もそれは理解していた。彼はとても大きな存在だったからね。しかし、ジョーダン(ジェームズ)、ブレナン(ジョンソン)、ハリー・ウィルソンのような選手たちが本来のプレイをすれば、本当に良いチームだよ」
まずはプレイオフの準決勝でフィンランド代表との対戦だ。それに勝てば、ポーランドVSエストニアの勝者との決勝が待っている。勝てない2試合ではないはずだが、ウェールズはチーム全員でベイルの穴を埋められるか。