ポルト戦は精彩を欠いたアーセナル photo/Getty Images

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後半ATにゴールを許してしまい、CLラウンド16・1stレグのポルト戦を落としてしまったアーセナル。

リーグ戦5連勝で、その間21ゴールという圧巻の成績で迎えたこの試合であったが、アーセナルは精彩を欠いていた。ポルトの堅い守備陣も見事であったが、サカとマルティネッリの両ウイングはこの試合で相手の脅威となることはなく、ここまで安定したプレイを見せていたライスも開始早々のイエローをもらったり、つなぎをミスしピンチを招くシーンをあり、本来のパフォーマンスではなかった。

勢いに乗っていた直近5試合のパフォーマンスとは程遠い出来であったアーセナルだが、SNSでは、アルテタがこの試合1枚のカードしか切らなかったことに対して、「アルテタはピエロだ!みんなとても疲れていたし、サブを使うべきだった。こんなの素人監督だ」、「アルテタには解任が必要だ。あいつは戦術的に無能だ。絶対に交代させない。今すぐシャビ・アロンソを獲得しろ」など厳しい意見が飛び交っている。

この試合、アルテタは74分にトロサールに代えてジョルジーニョを投入した。これがアルテタが切った唯一のカードだ。この試合のベンチにはスミス・ロウやエンケティアといったメンバーがいた。しかし1stレグのアウェイで0-0の状況が長く続いていたため、負けるリスクを避けたいアルテタにとってカードが切りにくかったのも事実だ。

またガブリエウ・ジェズス不在もアーセナルにとっては厳しい状況であったが、試合の流れを変えることのできる選手がいなかったといえる。アルテタはメンバーを固定して戦うスタイルなので、SNSでファンが投稿していたように、ここからの時期は選手の疲労も考慮しなければならないだろう。

アーセナル優勢と見られていた試合で、終了間際の失点で敗戦してしまった。好調な戦いが続いていただけに、ファンも少しナーバスになってしまったのかもしれない。