ブルーカード導入の動きにプレミア監督勢の見解は…? クロップ「失敗する機会を増やすだけ」

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プレミアリーグ各クラブの監督がブルーカード導入の動きに私見を述べた。

昨年11月に国際サッカー評議会が試験的導入の方針を示すブルーカード。ブルーカードを提示されると、ピッチ上における振る舞いの改善を目的とし、受けた選手はラグビーで用いられるシンビンのように10分間の退場に処される。

トップレベルでの導入がいつからなのかはまだわからないが、その行方が注目されるが、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、今週末のプレミアリーグに臨むにあたっての会見ではそれぞれの監督から否定的な意見が多く挙がったようだ。

リバプールユルゲン・クロップ監督が「新しいカードの導入は失敗する機会を増やすだけ。『ブルーカードにすべきだったのか、それともイエローカードすべきだったのか』という議論になるからだ」と語り、「素晴らしいアイデアとは思えないが、彼らが最後に素晴らしいアイデアを出したのがいつだったのか、あるいはそれを持っていたすらも思い出せない」と皮肉も飛ばした。

また、チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は「審判にとっても、選手にとっても、ファンにとっても、より複雑で、より分裂を生むことになると思う」と話せば、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督も「他のあらゆるスポーツも断捨離を試みている。だが、我々がやろうとしているのは変な理由で逆のことをやろうとしているだけ」と切り捨てた。

そして、アーセナルのミケル・アルテタ監督からは「このレベルで導入される前に、とても、とてもよくテストされるのを願っている」と事前に厳しいテストが必要だとコメントしている。

なお、IFABは9日にブルーカードの試験的導入計画を発表する予定だったとみられるが、さらに議論を重ねるため、来月3月上旬の会合まで延期したとのことだ。

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