毎朝の服選び、面倒ですよね。アラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、服を減らして「朝時間」が超絶ラクになった体験について教えてくれました。

50代ミニマリスト「毎日着る服を選ばない」ことでストレスフリー

今日はアラフィフのミニマリストが服を減らし、毎日の服選びがラクになった体験をお伝えします。服が好きで毎日コーデ選びが楽しめる人はいいのですが、服選びに困っている人、毎朝時間がない人はぜひ参考にしてください。

【写真】冬場は毎日着ているユニクロのダウンジャケット

●服選びを「しない」簡単コーデ内容

私の秋冬のコーデは毎日「カーディガン+パンツ」に固定しています。色や素材にこだわらず、合わせやすいシンプルなデザインを選びます。

ニット素材のカーディガンは暖かくて着心地よく、気温の低い日にぴったり。パンツはストレッチが効いていると動きやすく、日々の家事やお出かけなど体の動きをジャマしなくてラクちん。

カーディガンは2枚のうちどちらを選ぶか、インナーはカットソーかシャツか、トップスの選択肢はこれだけ。ボトムスは洗濯していない方を履くだけ。
なのでコーデにまったく時間がかからず、出掛ける前になにも考えなくてよい爽快感があります。

●「毎日服を替えなければ」という思い込みを手放す

そもそも、なぜコーデに悩むのでしょうか? それは「毎日違う服を着なければいけない」という思い込みのせいです。ほかの人からどう見られるかを気にせず、自分が着たい服を、自分の好きなときに着ればいいと思うようになりました。
服選びが楽しくなくなっているのなら、大事な人生の時間を服選びに費やさない。そのために「本当に着る服だけもつ」ようにしてみては。

私自身も、以前は周りの目を気にして毎日違う服で人に会うのが当然でした。そうしないと服を買えないとか、不潔なように見られる気がして…。
しかし、ミニマリストの考えを取り入れてから、自分のスタイルに合った服だけを選ぶように。いつのまにか、他人の目を気にすることなく、お気に入りの服を週に何度も楽しむようになりました。

服ってそんなに頭を悩ませたり、毎日とっかえひっかえしなくてもいいものでは。自分が着たい服を選べばいいよね、と思えたのです。思い込みを手放すのは大事なポイントですね。

 

●違和感のある服から減らす。大事な「時間」をつくるため服を減らそう

そうはいっても、服を減らすのに躊躇する方もいると思います。
そんなときは、まずは以下のような服から検討してみては。自分に合わないと感じる服は、迷わず手放すことが大切です。

・1年着ていない服
・同じ色で同じような素材で複数枚ある服
・キツかったり手触りが悪いなどイマイチな服
・自分に似合わない色や形の服

似合わない服や着心地が悪い服は、結局ずっと出番のないままクローゼットの中でジャマになっている状態に。だったら、服にとってもかわいそう。

ファッションの趣味が変わって着なくなった服、流行が終わって着られない服も見直してみましょう。アラフィフ世代なら、若い頃に買ったコートやニットがあるかもしれません。

高価な服はもったいない気持ちもとてもよくわかります。でも、着ない服でクローゼットを占領し、自分の毎日の服選びを圧迫しているというマイナス面を考えると、手放す気になるのではないでしょうか。

私たちにいちばん大事なものは「時間」です。時間をつくり出すために死蔵品を減らす、という意識を持つと服の整理を進めやすいかもしれません。

クローゼットの整理は、私たちの日々をラクにしてくれます。不要な服を減らすことで、朝の忙しい時間もスムーズに。アラフィフ世代の皆さんにヒントになれば幸いです。