“奇跡のアラ還”と称される美容家の君島十和子さんは現在57歳。年齢を重ねるほどに美しさと輝きが増す、その秘訣を教えてもらいました。

お金をかけないケアでも、美しさは保てます

君島十和子さんはだれもがうらやむ美肌のもち主ですが、20代の頃は乾燥、くすみ、シワ、毛穴開きのオンパレードだったそう。
「航空会社のキャンペーンモデル時代は、太陽の下で長時間撮影は当たり前。当時は紫外線の知識もなく、日やけ対策もその後のケアも不十分で、あらゆる肌トラブルに悩んでいました」
一発逆転を狙って手当たり次第に高級コスメを使ったものの、逆効果に。「いいと聞いたものを、ただ塗ればいいや、と使っていたらニキビや吹き出物が出て…。周りにいる肌のキレイな人を見ては、自信を失う毎日でした」

●洗う、保湿、守るがルール。これは長年変わっていません

しかし、もち前の探求心でスキンケアの研究に没頭。やがて美肌を取り戻します。十和子さんが肌のために守ってきたルールはシンプルに3つ。
「1つ目が、丁寧な洗浄。クレンジングや洗顔で汚れをきちんと落とします。2つ目が、十分な保湿をしてあげること。そして3つ目が、光老化を招く紫外線は極力避けること。UVケアは一年じゅうマストです。よく、“十和子さんは、お金をかけているから肌がキレイなんでしょ?”と言われますが、そうじゃないんです。ただシンプルに、この3つを忠実に守り、丁寧にケアを繰り返してきただけ。これは長年変えてない私のルールです」

●年齢への恐怖で踏み出さないのはもったいない

今はアラ還。年齢に対する変化は十和子さんにも、もちろんあります。
「地下鉄の窓に映った自分の顔にギョッとしたことがありますから、老いを恐れる気持ちは私にもありますし、理解できます。でも、その恐怖心で小さくまとまってしまうのはもったいない。まだまだ私たちはエネルギーをもっていて、お手入れ次第で今の肌を変えていけます。まずは一歩踏み出すこと。そのためにも“やってみよう”の好奇心の扉は閉じてはいけないんです」

 

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