豪華ティアラに注目!スペイン&デンマークのロイヤルが晩さん会に出席
デンマークの首都コペンハーゲンにあるクリスチャンスボー城で、スペインの国王夫妻を招いた晩さん会が開催され、両国の王妃と女王、皇太子妃が正装で出席。スペインのレティシア王妃とデンマークのメアリー皇太子妃は、それぞれにスタイルは異なるものの、どちらも華麗に輝くティアラを披露した。
夫の国王フェリペ6世とともに国賓として迎えられたレティシア王妃が着用したのは、“ステートメント・ピース”といえる「フルール・ド・リス」ティアラ。
“良いもの”を意味する「ラ・ブエナ」とも呼ばれるこのティアラは、1906年に当時の国王アルフォンソ13世が、妻となったヴィクトリア・ユージェニー・オブ・バッテンバーグ(イギリスのヴィクトリア女王の孫娘)に贈ったもの。
その名からもわかるとおり、このティアラは、中央に描かれたアイリス(ユリ)の花が特徴。スペインでは「エナ王妃」として知られるようになったヴィクトリア・ユージェニーの実家、バッテンバーグ家の紋章がモチーフ。
またこのティアラは、レティシア王妃が合わせて着用していたブレスレットのほか、イヤリングなどからなる「Joyas de pasar(ホイヤス・デ・パサール、「受け継がれる宝石」の意味)」のセットに含まれる。
レティシア王妃がつけていたイヤリングは、このセットに含まれるものとは別の、サファイヤとダイヤモンドを使用したもので、義理の母であるソフィア元王妃のお気に入りのひとつ。
フェリペ国王夫妻と並んで登場したデンマークのマルグレーテ女王は、「ダニッシュ・エメラルド・パリュール」ティアラを着用。
レティシア王妃が王家の歴史あるジュエリーを披露したのに対し、メアリ―皇太子妃は、いくらか控え目なティアラをセレクト。ルビーとダイヤモンド、スピネルが使われているこのティアラは、もともと1990年代初めに作られたネックレス。2012年に、皇太子妃が自ら購入したものとされている。
皇太子妃は、セッティングを変更する前のネックレスとしても使用していたほか、ティアラとしても過去に何度か、フォーマルなイベントでこのジュエリーを披露している。
また、この日の晩さん会には、胸元にシアー素材を使用したブルーグレーのきらめくドレスにマッチする、ドロップイヤリングをつけていた。
From TOWN&COUNTRY