バルセロナ戦のパフォーマンスで、さらに評価を上げた久保。(C)Getty Images

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 ここまで公式戦5ゴール・2アシストと躍動している久保建英は、複数のビッグクラブからの関心が現地スペインでもしきりに報じられている。

 その“本命”とも言えるのが、2019年夏から昨夏までの3年間、契約を結んでいた古巣のレアル・マドリーだ。

 マドリーの専門メディア『Defensa Central』は11月7日、来夏の補強に関する記事を掲載。「マドリーの会長がどの選手と契約するかについてますます明確になっている」と綴り、次のように伝えている。

「(ブラジルの逸材)エンドリッキの来夏の加入はすでに確実となっているが、レアル・マドリーが契約を予定しているアタッカーは彼だけではない。移籍市場で獲得可能で、素晴らしいシーズンスタートを切っている選手がいる。レアル・ソシエダの右ウイング、タケフサ・クボだ」

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 同メディアは、「レアル・マドリーは(久保の移籍金の)権利の50%を所有しており、契約解除条項は6000万ユーロなので、3000万ユーロを支払えば、日本人は再び世界最高のクラブの選手になれる」と伝えている。 

「もし、そうなれば彼は来シーズンに加入する最初の契約となるだろう。エンドリッキは7月21日に18歳になるため、それまでにチームに加わることはできない」

 記事は、「バルセロナ戦で、タケ・クボはここ数か月の大きな成長を再び証明した。彼はクオリティと能力を持っていたが、出場時間の蓄積と経験を積むことで大きな成長を遂げている」と続けている。
 
「タケ・クボの加入はカルロ・アンチェロッティ監督にとって大きな助けとなるだろう。ブラヒム・ディアスはあまり信頼をしていないが、レアル・ソシエダの選手が貢献できると大いに評価している。彼は右ウイングだが、MFとして完璧にプレーする資質も備えている」

『Defensa Central』はこう締め括っている。

「フロレンティーノ・ペレス会長は補強についてますます明確になっているが、シーズンが終わるまでは何も動かないだろう。しかし、クボがこのレベルのパフォーマンスを続ければ、マドリーが移籍の機会を利用するのは明らかだ」 

 ぺレス会長は、宿敵バルセロナを相手に躍動した直近の試合を見て、再獲得に確信を持ったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部