『silent』スタッフが贈る、秋の新ドラマ『いちばんすきな花』ポスタービジュアル(公式Xより)

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フジテレビ系「木曜劇場」で放送されているテレビドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)。11月2日(木)に放送された第4話では、深雪夜々(今田美桜)が感じる生きづらさや、佐藤紅葉(神尾楓珠)と潮ゆくえ(多部未華子)の恋模様が描かれた。(以下、これまで放送されたドラマのネタバレを含みます)

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ある日突然、夜々の家に母の沙夜子(斉藤由貴)がやって来る。連絡なしで用事もなく来て、「もっと可愛い部屋着を着なよ」と言う母。そんな沙夜子に嫌気が差していた夜々は、仕事中に沙夜子から来た「お夕飯なにがいい?」という連絡に対して、「友達と約束している」と嘘の返信をする。その後ゆくえから「今夜ヒマだったりする、、?」と連絡が入り、食事をすることに。帰宅後、4人のグループLINEで盛り上がっていると、母にどんな友達なのかと聞かれ、夜々は全員同い年の女の子だと嘘を付くのであった。

スーパーで買い物をしていた紅葉と春木椿(松下洸平)は、ゆくえと夜々を誘い、椿の家に集まることに。紅葉、椿、ゆくえの3人は揃ったが、夜々から返信が来ないことを心配する椿。夜々は沙夜子が職場までお迎えに来たため、仕方なく家で沙夜子と食事をしていたのであった。食事中にスマホを見る夜々に対して、行儀が悪いと叱る沙夜子。夜々はついに不満が爆発し、家を出ていってしまう。

夜々は椿の家に向かい、ゆくえに話を聞いてもらう。「女の子として愛されてることが辛い」と泣き出す夜々。ゆくえはそんな夜々を励まし、自分の家に泊めてあげることに。翌日、夜々が自宅に帰ると沙夜子の姿はなかった。夜々は沙夜子に電話をかけ、「ママのことは嫌いじゃない。好きだよ。好きやけど、嫌いなとこがいっぱいある」と本音を伝えた。沙夜子は「夜々は好きな人が何を好いとうか、分かってやれる人になってね」と伝え、電話を切る。

別の日、椿は夜々の美容室を訪れ、髪を切ってもらう。何気ない会話で、笑いながら楽しそうに話す2人。椿は元々同じに美容室に行くのが苦手だったが、夜々のことを心配してわざわざ足を運んだのだ。元気になった夜々の様子を見て、椿は安心していた。

ゆくえは紅葉のバイト先であるコンビニを訪れ、終業後に2人でコーヒーとピザまんを食べながら話をする。紅葉は昔ゆくえに絵を描いて渡したら「好き」と言ってくれたことを振り返り、ゆくえに伝える。ゆくえは「私も、絵の良し悪しはよくわかんないけど、好きなのはわかるし、良し悪しと好き嫌いは違うし。椿さんのことは好きだけど、いい人だから好きってことじゃなくて」と答える。

それに対して紅葉は「椿さんのこと、好きなんだ」と言うと、「好きだよ。好きでしょ?」と言うゆくえ。「夜々ちゃんも好きでしょ?」と聞かれ紅葉は「うん」と答えるが、「ゆくえちゃんも好きでしょ?」と聞かれると黙り込む。ゆくえは「え?嫌い?あんなに市民プール連れてってあげたのに」と笑う。紅葉が「今度はちゃんとどっか食べに行こうよ」と誘うと、ゆくえに「うん。4人で行こ」と答えられてしまう…。紅葉がゆくえに対して恋愛感情を抱いていることが、初めて描かれたのであった。

これまでの放送であまり描かれていなかった「男女の友情は成立するのか?」という本作のテーマが、今回ようやく描かれた。4人での関係を深める中、紅葉がゆくえに恋心を抱いていることが判明。やはり男女の友情は成立しないのか。しかし、結論付けるのはまだ早い。例えば、紅葉がゆくえに気持ちを伝えてうまくいかなかったとして、その後2人の友人関係が続けば、それは男女の友情が成立していると言えるのかもしれない。

もちろん2人がうまくいったり、うまくいかなくて関係が崩壊したりすると、男女の友情は成立しないという結論になるだろう。「男女の友情は成立する」というテーマがどのような定義なのか、紅葉とゆくえは恋愛関係に発展するのか、そして椿と夜々が恋に落ちることはあるのか。この先のストーリーが気になって仕方ない本作。11月9日(木)に放送される第5話を楽しみに待とう。

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