「この1年間、本当にたくさんのことがありましたね。そのなかで、皆さんを悲しませたり、これからどうなっていくんだろうって不安にさせたり、いろんな気持ちを抱え込ませてしまった部分はあったなと思っていて。いかに皆さんのその不安を少しでもとってあげられるか、その気持ちを埋めてあげられるか、自分たちに何ができるんだろうって考えてて。このライブも、皆さんに安心して楽しんでもらえるという目標を持って、海人とスタッフさんとしっかり作ってきました。いざこうやってみんなの前に立つと、僕らの思ってた心配とかは一瞬で吹き飛んでいくし、それだけ皆さんの楽しんでる表情のパワーって、ホンマに自分たちが思ってる以上の力を持ってるなって毎公演やるたびに思います。5月から俺たちKing & Princeは新しいかたちで再出発しました。今までの5年の歴史もしっかり背負いつつ、僕たちふたりはKing & Princeとして活動していくという決断をしたので、これからも皆さんがどうしていいかわからなくなってしまったときの道の先を照らす光になりたいですし、道しるべとして皆さんを引っぱっていけたらなと思います。俺には海人がおるし、海人には僕がいるし、そして僕たちには皆さんがいるので、これ以上に心強いことはないなと思っています。これからも安心して、僕たち2人とKing & Princeの歴史を一緒に作り上げていきましょう」(永瀬)

ファンへのたくさんの感謝を述べて、本編最後に歌ったのはデビュー曲の「シンデレラガール」。

ファンにとってもふたりにとってもさまざまな思い出が詰まったキラキラな王道ラブソングは、5年という月日を経て、深みと愛情が増した曲へと成長していた。

そしてアンコールは、ふたりになって初のシングル「なにもの」でスタート。

高橋が「本編が『シンデレラガール』で終わって、アンコールの頭が『なにもの』をやる流れは“今までと、これから”という感じがしてすごく好き」とコメントしていたとおり、これまでの歴史とこれからの明るい未来を包み込むような温かな時間。

ライブの終盤、ステージには色とりどりでかわいらしい花が咲き誇った。これはオープニング映像の中で芽吹いていた双葉が、音楽とファンの歓声のおかげで咲いたという演出だ。

ふたりの音楽とファンの歓声。そのふたつが揃ってこそ、King & Princeという花は咲き誇れるのだ。

TEXT BY 加治屋真美

リリース情報
2023.11.08 ON SALE
SINGLE「愛し生きること / MAGIC WORD」

「愛し生きること」特設サイト
https://www.kingandprince5th.jp/

King
&
Prince OFFICIAL WEBSITE
https://www.universal-music.co.jp/king-and-prince/
https://www.johnnys-net.jp/page?id=artistTop&artist=41