掲載:THE FIRST TIMES

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■2024年5月から全国ワンマンホールツアー『ReoNa 5th Anniversary Concert Tour “ハロー、アンハッピー”』を開催することも発表!

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ReoNaのファンクラブ「ふあんくらぶ」限定ツアー『ReoNa Acoustic Live Tour “ふあんぷらぐど2023”』が10月20日に開幕した。
2年ぶりの開催となるファンクラブ限定ツアー。その初日は愛知・三井住友海上しらかわホールが舞台。清潔感がある縦長のホールは天井も高く、どこかヨーロッパの教会のような雰囲気だ。

ライブハウスともまた違う距離の近さがあるステージ。手を伸ばせば届きそうな場所に静かにReoNaが現れる。この日25歳の誕生日を迎えたReoNaは「5周年を迎えたふぁんくらぶのみんなへ届けるお歌、最後まで楽しんでいってね」と語った。

荒幡亮平と山口隆志との3人だけのミニマムな世界観。しかしそこに満ちている音楽の密度は高い。シンプルな構成だからこそ、ReoNaを含めたトライアングルのバランスが際立ち、高い天井に反射して降り注ぐ音楽が心地よい。

今年の抱負を聞かれ、「24歳のときに“来年25です”と言い続けてしまって損をした気がするので、来年は“今25です”と言うようにする」と小さな願望を話すと、会場からは温かい笑いが起きた。

『ふあんぷらぐど』ならではのカバー曲が聴けるのも楽しみのひとつ。なかにはこの日初披露となったカバーもあり、ファンを夜転ばせた。あらゆる楽曲を歌うことに説得力を持たせる歌唱力を身につけているReoNa。彼女は、もともとが持っているブレスの多いささやくような声から、伸びやかな高音、体に響かせる低音までシームレスに歌いこなす。特にこの日は中音域の声の広がりが秀逸だった。

デビューから5年、四半世紀を“生き抜いた”ReoNaは、その登場から今に至るまで一貫して「絶望系アニソンシンガー」の看板を掲げ続けている。絶望という誰もが感じたことのあるネガティブに対して「背中も押さない、手も引かない」というReoNaの接し方は確実に共感を生み、その一対一の会話こそが“お歌”という形でこの温かい空気を作り上げている。気持ち良い時間が過ぎていく。

様々な経験を経た今のReoNaの“お歌”は、今まで以上に重力を感じさせる。安定した歌唱、観客の耳も目も、心も引き付ける魅力、それらはまさに重力と呼ぶにふさわしい。ReoNaを支え続けたReoNaの重力にいち早く惹かれたファンたちとの5年間の足跡がこのツアーには詰まっている。

ライブ後半では、全国ワンマンホールツアー『ReoNa 5th Anniversary Concert Tour “ハロー、アンハッピー”』を2024年5月から開催することを発表。「また同じ空間で、お歌受け取りに来てくれますか?」とReoNaが語ると会場からは万来の拍手が巻き起こった。未来の話も出たが、今まだ『ふあんぷらぐど』が始まったばかり。ReoNaはしっかりと一歩づつ、このアコースティックツアーを歩いていく。

TEXT BY 加東岳史

ライブ情報
ReoNa Acoustic Live Tour “ふあんぷらぐど2023”
10/20(金)愛知・三井住友海上しらかわホール
10/27(金)東京・品川インターシティホール
11/02(木)福岡・福岡DRUM LOGOS
11/10(金)大阪・なんばHatch
2024年
01/19(金)神奈川・KT Zepp Yokohama ※追加公演

ReoNa 5th Anniversary Concert Tour “ハロー、アンハッピー”
05/18(土)埼玉・戸田市文化会館
05/19(日)埼玉・戸田市文化会館
06/08(土)大阪・NHK大阪ホール
06/09(日)大阪・NHK大阪ホール
06/15(土)広島・BLUE LIVE HIROSHIMA
06/16(日)香川・高松 festhalle
06/21(金)宮城・SENDAI GIGS
06/23(日)北海道・サッポロファクトリーホール)
07/06(土)愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
07/14(日)福岡・福岡国際会議場
07/15(月・祝)鹿児島・鹿児島 CAPARVO HALL

リリース情報
2023.10.07 ON SALE
DIGITAL SINGLE「R.I.P.」

2023.11.15 ON SALE
SINGLE「R.I.P.」

ReoNa OFFICIAL SITE
https://www.reona-reona.com/