Microsoftがイベント「Microsoft OneDrive: The Future of File Management is Here.」を開催し、新たな世代のOneDriveを発表しました。

Unveiling the Next Generation of OneDrive - Microsoft Community Hub

https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-onedrive-blog/unveiling-the-next-generation-of-onedrive/ba-p/3935612

この「次世代」OneDriveの特徴の1つは、ファイル管理が簡単だという点です。作成したすべてのファイルや共有したファイルに、ただちにアクセスが可能です。

OneDrive for Webのホーム画面のエクスペリエンスを再設計したという「OneDrive Home」。



上部に表示される「For You」セクションには、AIを用いて推奨ファイルが適切なタイミングで表示されるようになっています。



左側に並んだメニューからは、必要なファイルをさっと選ぶことができます。「Shared」は共有方法や共有者に関係なく共有しているファイルが表示されます。「Favorites」はお気に入りにしているファイルがOneDrive、Teams、エクスプローラー、Microsoft 365などを横断して表示されます。ときに、ファイルを共有していて「どのファイルかぱっと思い出せないが共有した人はわかる」というケースがありますが、そういうときには「Browse by People」を選ぶと作業者ごとにファイルが表示されます。また「Browse by Meeting」では過去のミーティングと今後のミーティングが、録画ファイルや共有したファイルとともに表示されます。



このほか、WordファイルやPowerPointファイル、Excelファイルをそれぞれのアプリで開くのと同じような感覚で、任意のファイルを開いて編集して変更内容をOneDriveと同期する機能が、2023年12月までに提供される予定です。

また、「OneDrive Teams」アプリによって、TeamsからSharePointとOneDriveのすべてのファイルにかんたんにアクセスできるようになります。見た目はまるでOneDriveアプリですが、左端のメニュー部分を見ると、Teams内の「OneDrive」セクションで開いているのがわかります。



同様に、Outlookにもナビゲーションメニュー内にOneDriveが2023年12月までに追加されます。これにより、Outlookを閉じることなく共有リンクをコピーしてメール内に貼り付けたり、共有ファイルを探したりすることができるようになります。

さらにOneDriveとSharePoint向けのAIアシスタント機能・Copilotも2023年12月までに、Microsoft 365 Copilotのライセンスを持つすべてのユーザー向けに提供されることになっています。Copilotの助けにより、自然言語でファイルを検索したり、自由回答形式の質問でファイルの概要を尋ねたりすることができるようになります。