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 火曜夜にバイエルン・ミュンヘンは、チャンピオンズリーグGL第二戦FCコペンハーゲン戦を迎えるところだが、しかしながら負傷を抱えるセルゲ・ニャブリ(上腕骨折)、マタイス・デ・リフト(膝の痛み)が離脱中。それでも今回の下馬評が覆るほどのことではないだろう。確かに選手層の薄さからバイエルンでは現在、ジェローム・ボアテングがミュンヘンにてテストとして練習参加中の事態ではあったとしても。

 「ジェロームはミュンヘンに住んでおり、夏の間は体調を整えていたんだ」と語ったトーマス・トゥヘル監督は、選手層の薄さを改善できる状態にあるかボアテングにアピールの機会を与えていることを明かしており、「彼は長年にわたりトップパフォーマンスを維持してきた選手。常に彼のための扉は開かれている」と強調。一方で元恋人への暴行疑惑で法的闘争中ではあるのだが、今は有罪判決が差し戻しとなるなど「推定無罪が適用される」状況にあるとの見方を示している。「ボアテングの練習参加は当然だ」

 ただ半年間にわたり実践から遠ざかっていたことから、いずれにしても今は普段の生活に慣れていく必要があり、「そして我々が判断を下す」とトゥヘル監督。実際に先週のドイツ杯初戦では三人のセンターバック全員が負傷離脱するという異常事態に見舞われ、その厚みをもたせることが今の課題となっているが、ただ実際にボアテングがその期待に即座に答えられるかは疑問符がつくところ。たとえジョシュア・キミヒがいくら再会を「とても嬉しいよ」と喜びをみせたとしても、入団の決断には選手側の意向が反映されるものでもないのだ。