イギリスのロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズが、フジテレビ系ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』(10月スタート、毎週金曜21:00〜)の主題歌を担当することが7日、明らかになった。

ザ・ローリング・ストーンズ(左から ロニー・ウッド、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ)

日本時間6日23時、18年ぶりとなる新作スタジオ・アルバム『ハックニー・ダイアモンズ(HACKNEY DIAMONDS)を10月20日に全世界で発売することを発表したザ・ローリング・ストーンズ。今回ドラマの主題歌に決定したのは、アルバム発表と同時にデジタルで配信され、アルバム発売の1週間前、10月13日には日本盤のシングルCDの発売も決定した「アングリー」だ。

ザ・ローリング・ストーンズの最新曲がドラマ主題歌として起用されるのは日本初。フジテレビドラマの主題歌に起用されるのは、1968年に発表した「Jumping' Jack Flash」が起用された『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』(12年10月期)以来、11年ぶりとなる。

○■ムロツヨシ コメント

――本作の主題歌をザ・ローリング・ストーンズが担当すると聞いて

「ちょっと規模がでかすぎて、世界がすぎてリアクションが難しかったです…!喜んでいいはずなのに、驚きすぎて喜んでいいかどうか分からない感覚でした。おそば屋さんでプロデューサー、監督と打ち合わせをしていた際に主題歌決定の話を聞いたのですが、そばの味がしませんでした。びっくりしすぎると人って味覚がなくなるみたいです(笑)。2口ほど味のしないそばを食べましたが、徐々に喜びがわいてきました。こんなことが実現するなんてフジテレビもおかしなことをするなと思うと同時に、局の力を借りてこの機会を楽しみたいと思っております。ただただ、びっくりです!」

――視聴者の方へメッセージ

「実はこのコメントを録っている現段階ではまだ楽曲を聴けておりませんが、皆様と一緒のタイミング、もしかしたら皆さんより少し早いタイミングで聴かせていただきたいと思います。このコメントを見てくださっている皆様、よければ楽曲を聴いてドラマを想像したり、ザ・ローリング・ストーンズさんを思い浮かべながら今日の朝を過ごして、昼を過ごして、1日を過ごしていただけたらと思います」

○■プロデュース・金城綾香氏(フジテレビ ドラマ・映画制作部)

「主題歌は、ドラマの世界観を決める大黒柱だと思っています。ムロさん演じる蔵前と、平手さん演じる杏が、ぶつかり合い、そして力を合わせる姿は、エネルギッシュで非常にロックだなと思っていました。世代も得意分野も全く違う二人を応援するような主題歌、と考えた時に、全ての世代の人に愛されるバンド…出来るなら、世界中から愛されるマスターピースになったらうれしいな…と妄想していました。タイミング良くザ・ローリング・ストーンズさんのお話を伺って、運命だと思いました。ムロさんに最初にお伝えした時の驚いたかわいいお顔を、カメラで回しておけば良かったということだけ、後悔しています」

(C)Mark Seliger