若い世代のアーティストにオーダーメイド！ ゴスペラーズ新EP『HERE ＆ NOW』制作裏話
ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「ＪＡ全農 COUNTDOWN JAPAN」（毎週土曜 13:00〜13:55）。8月19日（土）の放送は、ゴスペラーズの村上てつやさんと酒井雄二さんが登場。8月23日（水）リリースのニューEP『HERE ＆ NOW』について語ってくれました。
◆初の試みが満載の最新EP『HERE ＆ NOW』
――『HERE ＆ NOW』はどんなEPになりましたか？
村上：去年は、我々がほかのアーティストに提供した曲を自分たちでセルフカバーしたアルバム（『The Gospellers Works 2』）をリリースしたので、今回はその逆をやってみようと。できるだけ若い世代のアーティストにゴスペラーズ用の楽曲をオーダーメイドで制作してもらう企画に挑戦してみました。一番若い子なんて、現役高校生ですからね。
――高校生!?
村上：晴いちばんくんっていうボカロPで、音楽はたくさん作っているけど生歌（を扱うの）は初めてみたいな……令和5年、すごいですよね（笑）。
――初めて自分の楽曲に生の声が乗って、晴いちばんさんはどんな思いだったんでしょうね。
村上：どうだったんでしょうね。人間のピッチ感とかをどう感じたのか、いつも打ち込みで作っているから。
酒井：でも、僕らではやらないような、すごく細かい歌い回しが入っていて、僕らもそれに対して「やってみよう！」「こういうふうに歌ってみよう！」ってね。
村上：そうそう、今回はアイデアを持っている人たちに（僕らが楽曲提供を）お願いをしているから、そのアイデアに対して僕らも拒絶をしないように。
――いつも皆さんで作るものと楽曲のアプローチは全然違いましたか？
酒井：今は自宅でパッケージまで作れちゃう時代だから、皆さんミックスまで行き届いた考えを持っているというか、俺らは歌だけを作って“できました！”みたいな顔をしていたから、ちょっと恥ずかしい（笑）。
――今回の制作は、すごく刺激的な時間だったのではないですか？
村上：自分たちの作り方とは全然違うから、すごく楽しかったですね。待ち時間とかも“ここから、ボーカルをこういうふうに仕上げていくのかな？”と考えたり、コーラスの部分は我々のほうでやったものもあるんですけど、基本的には彼らが作ってくれたものに沿って（制作を進めて）、いつもとは楽曲のテンション感とかが違うなと感じていましたね。
――楽曲提供してもらうことに不安はなかったですか？
酒井：（曲が届くまでの）ドキドキ感はすごかったよね。
村上：不安というか“どういう曲が来るのかな”っていうのはありましたね。例えば（ヒューマンビートボックスクルー・SARUKANIが楽曲提供した）「XvoiceZ feat. SARUKANI」だと、彼らは作曲活動をあまりしていないと聞いていたので“ひょっとしたら、彼らとだけは話し合いながら一緒に作っていくのかな？”と思っていたんですけど、最初のミーティングで「僕らはタイトルありきで（音源を）作るんですよ」と話してくれて「じゃあ、今ここでタイトルを考える？」ってなって。
そこで、最終的にX世代の我々とZ世代の彼らが“声でつながる”というコンセプトでいきましょうとなって、そのときは「これはいい！」ってみんなで大喜びしたんですけど……最初の（彼らからあがってきた）デモを聴いたときは“ちょっとわからない”みたいな（笑）。
酒井：SARUKANIはビートボクサーですからね、歌メロを作るのも初めてだったらしくて。
村上：そう。だから、フェーズを重ねるごとに彼らの頭のなかがクリアになっていく過程も見られて、それも含めて楽しかったし、今回はそういうことがすべての楽曲作りにあったかもしれないですね。
酒井：かと思うと、UNIONE（男性4人組ボーカルユニット）のYUUKI SANOくんはゴスペラーズの大ファンということで、「こんな曲を歌ってほしい！」という熱すぎる思いを持ってきてくれまして。俺ら以上に俺ららしい曲を書いてくれたと思いますし、俺らを聴いてくれていた世代が今、第一線で活躍しているんだなっていうことを実感しましたね。
----------------------------------------------------
8月19日放送分より（radiko.jpのタイムフリー） http://www.tfm.co.jp/link.php?id=7118
聴取期限 2023年8月27日（日） AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
＜番組概要＞
番組名：ＪＡ全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア：TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時：毎週土曜 13:00〜13:55
パーソナリティ：ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
ジョージ・ウィリアムズ、酒井雄二さん、村上てつやさん、安田レイ
◆初の試みが満載の最新EP『HERE ＆ NOW』
――『HERE ＆ NOW』はどんなEPになりましたか？
村上：去年は、我々がほかのアーティストに提供した曲を自分たちでセルフカバーしたアルバム（『The Gospellers Works 2』）をリリースしたので、今回はその逆をやってみようと。できるだけ若い世代のアーティストにゴスペラーズ用の楽曲をオーダーメイドで制作してもらう企画に挑戦してみました。一番若い子なんて、現役高校生ですからね。
――高校生!?
村上：晴いちばんくんっていうボカロPで、音楽はたくさん作っているけど生歌（を扱うの）は初めてみたいな……令和5年、すごいですよね（笑）。
――初めて自分の楽曲に生の声が乗って、晴いちばんさんはどんな思いだったんでしょうね。
村上：どうだったんでしょうね。人間のピッチ感とかをどう感じたのか、いつも打ち込みで作っているから。
酒井：でも、僕らではやらないような、すごく細かい歌い回しが入っていて、僕らもそれに対して「やってみよう！」「こういうふうに歌ってみよう！」ってね。
村上：そうそう、今回はアイデアを持っている人たちに（僕らが楽曲提供を）お願いをしているから、そのアイデアに対して僕らも拒絶をしないように。
――いつも皆さんで作るものと楽曲のアプローチは全然違いましたか？
酒井：今は自宅でパッケージまで作れちゃう時代だから、皆さんミックスまで行き届いた考えを持っているというか、俺らは歌だけを作って“できました！”みたいな顔をしていたから、ちょっと恥ずかしい（笑）。
――今回の制作は、すごく刺激的な時間だったのではないですか？
村上：自分たちの作り方とは全然違うから、すごく楽しかったですね。待ち時間とかも“ここから、ボーカルをこういうふうに仕上げていくのかな？”と考えたり、コーラスの部分は我々のほうでやったものもあるんですけど、基本的には彼らが作ってくれたものに沿って（制作を進めて）、いつもとは楽曲のテンション感とかが違うなと感じていましたね。
――楽曲提供してもらうことに不安はなかったですか？
酒井：（曲が届くまでの）ドキドキ感はすごかったよね。
村上：不安というか“どういう曲が来るのかな”っていうのはありましたね。例えば（ヒューマンビートボックスクルー・SARUKANIが楽曲提供した）「XvoiceZ feat. SARUKANI」だと、彼らは作曲活動をあまりしていないと聞いていたので“ひょっとしたら、彼らとだけは話し合いながら一緒に作っていくのかな？”と思っていたんですけど、最初のミーティングで「僕らはタイトルありきで（音源を）作るんですよ」と話してくれて「じゃあ、今ここでタイトルを考える？」ってなって。
そこで、最終的にX世代の我々とZ世代の彼らが“声でつながる”というコンセプトでいきましょうとなって、そのときは「これはいい！」ってみんなで大喜びしたんですけど……最初の（彼らからあがってきた）デモを聴いたときは“ちょっとわからない”みたいな（笑）。
酒井：SARUKANIはビートボクサーですからね、歌メロを作るのも初めてだったらしくて。
村上：そう。だから、フェーズを重ねるごとに彼らの頭のなかがクリアになっていく過程も見られて、それも含めて楽しかったし、今回はそういうことがすべての楽曲作りにあったかもしれないですね。
酒井：かと思うと、UNIONE（男性4人組ボーカルユニット）のYUUKI SANOくんはゴスペラーズの大ファンということで、「こんな曲を歌ってほしい！」という熱すぎる思いを持ってきてくれまして。俺ら以上に俺ららしい曲を書いてくれたと思いますし、俺らを聴いてくれていた世代が今、第一線で活躍しているんだなっていうことを実感しましたね。
----------------------------------------------------
8月19日放送分より（radiko.jpのタイムフリー） http://www.tfm.co.jp/link.php?id=7118
聴取期限 2023年8月27日（日） AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
＜番組概要＞
番組名：ＪＡ全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア：TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時：毎週土曜 13:00〜13:55
パーソナリティ：ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト： http://www.tfm.co.jp/cdj/
