車中泊より快適? 高速降りずに「寝れる」場所…知ってる? 謎の「ハイウェイホテル」とは

写真拡大 (全3枚)

車中泊よりも快適!? 「謎のハイウェイホテル」どこにある?

 夏のレジャーシーズンを迎え、高速道路を利用しての旅を計画している人もいるでしょう。
 
 その際に便利なのが「ハイウェイホテル」ですが、一体どのような施設なのでしょうか。

これは利用したい! 高速道路を降りずに利用出来る宿泊施設ってどんな所?(画像はE-NEXCO LODGE 佐野SA店)

 8月に入り、お盆の帰省やレジャーなどクルマを使ったお出かけをする人もいるでしょう。

【画像】「えっ…!」これが車中泊より快適な「ハイウェイホテル」です(29枚)

 特に長距離を移動する際には高速道路を利用するドライバーも多いですが、夏休み期間は渋滞が発生しやすく長時間の運転で疲れたり、目的地に着くまでに日が暮れてしまうこともあります。

 そのようなときに目的地の途中で高速道路を降りてホテルを探す、または最近ではRVパークにて車中泊をするといった対応も。

 しかし、出発する際には再度高速道路に入る必要があるほか、車中泊の場合では熱中症対策を徹底しなければいけません。

 そこで近年注目されているのが「ハイウェイホテル」です。

 この名称を聞いたことのない人もいると思いますが、一体どのような施設なのでしょうか。

 ハイウェイホテルとは高速道路のSAやPAに設置された、高速道路を降りずに利用できる宿泊施設のことをいいます。

 SAやPAの駐車場にクルマを駐車してそのままホテルにチェックインできるため、わざわざ高速を降りて宿泊施設を探す必要がありません。

 ハイウェイホテルは全国様々な場所に存在しており、東北自動車道の「E-NEXCO LODGE佐野SA店」(栃木県佐野市)や「E-NEXCO LODGE長者原SA店」(宮城県大崎市)、東名高速道路の「ファーストラウンジ豊田上郷」(愛知県豊田市)や名神高速道路の「レストイン多賀」(滋賀県犬上郡)などが挙げられます。

 ハイウェイホテルは一般的なホテルと同様、ベッドや布団のある部屋で宿泊できるほか、タオルやシャンプー、ボディーソープ、ドライヤーなどのアメニティが備え付けられています。

 さらに、室内にはテレビや冷蔵庫が設置されているだけでなく、Wi-Fiや有線LANも無料で利用でき、従来のホテルと何ら変わりません。

 さらにSAやPAに温泉が併設されていればゆっくりと疲れを癒やすことができ、朝食無料サービスをおこなっている場所もあるため、朝お腹を満たしてから出発できるのも魅力的です。

 中にはペットと一緒に部屋で泊まれるホテルもあり、宿泊場所の選択肢が広がるといえるでしょう。

えっ…そんなに良いの? ハイウェイホテルに泊まった感想は? いくらで泊まれる?

 SNS上では、このハイウェイホテルに関して「高速降りずに泊まれて楽チン!朝にパンのサービスもあって嬉しかった」、「すぐ近くに大浴場やサウナなどがあって快適だった」という声。

「事故の渋滞で帰れないので宿泊したけど助かった」など急遽利用したユーザーからも高い満足度を得ている様子がうかがえました。

 ハイウェイホテルは一般的なホテルと比べて比較的料金が安く経済的と言われていますが、繁忙期や閑散期、平日と休日などシーズンや曜日によって金額が変わるため、その点は注意しておきましょう。

注目の「ハイウェイホテル」ってどんなトコロ? (引用:NEXCO西日本のホームページ)

 NEXCO西日本のホームページに掲載されているハイウェイホテルの料金表によると、エコノミーシーズンと呼ばれるユーザーの利用が少ない時期は2人宿泊で7700円である一方、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などのトップシーズンは1万6500円と料金が高くなります。

 繁忙期は利用者が増え、予約が取りにくい状況が想定されるため、早めに旅行計画を立て、空室状況を確認しておくことが大切です。

 加えて、施設によっては歯ブラシや寝巻きなどが常備されていない場合もあるため、持参すべきものを事前に調べておきましょう。

※ ※ ※

 意外と知られていないハイウェイホテルですが、高速道路を降りずに宿泊できる、SAやPAの施設を利用しやすいなどたくさんの魅力があります。

 夏のレジャーシーズンを迎える今、車中泊より快適なハイウェイホテルの利用を検討してみると良いかもしれません。