ゴールドカードよりも上の「プラチナカード」。憧れの対象ですが、年会費も高いし、審査も厳しい、自分には関係ないと考えている人も多いと思います。

しかし、簡単にプラチナカードを持つことができる方法があるのです。それはデビットカードのプラチナを申し込む事。クレジットカードより年会費がお手頃だったり、審査が不要だったりするものも。今回は4つのカードを紹介します。

タカシマヤプラチナデビットカード

「タカシマヤプラチナデビットカード」は、クレジット機能のあるタカシマヤカードとは別物です。

年会費は3万3000円（税込み）と高額ですが、どこで使っても2％のタカシマヤポイントがたまります。さらに3か月ごとに＋1％のタカシマヤポイントも獲得でき、還元率は最大3％です。

タカシマヤカードで8％還元の商品の場合は＋2％のタカシマヤポイントを獲得できるため10％還元。デパ地下での食料品もタカシマヤカードの場合は1％ですが＋2％となり3％還元です。

国際線の空港ラウンジを利用できるラウンジ・キーにも対応し、コンシェルジュデスクも利用可能。

ソニー銀行の「優遇プログラムClub S」プラチナステージが適用されるため、他行宛振込手数料は11回まで無料、海外ATM利用料を月5回までキャッシュバックなど銀行取引優遇もあります。

プラチナデビットカード（Mastercard）

住信SBIネット銀行の「プラチナデビットカード（Mastercard）」。年会費は1万1000円（税込み）と一般的なゴールドカードなみ。

還元率は1％で国際線空港ラウンジを利用できるラウンジ・キーも対応。また、Mastercardの特典である「ダイニング by 招待日和」の利用も可能で、対象のレストランで2名以上のコース料理を予約すると1名分が無料となります。

個人的なおすすめは「モバイル端末の保険」。カードを保有しているだけで、スマートフォンなどの画面割れなどで修理した場合、年1回最大10万円まで補償されます。スマートフォンだけでなく、タブレット端末やノートパソコン、モバイルゲーム機なども対象となり、さらに家族名義も対象。この特典だけでも保有する価値ありです。

銀行特典としてはカード保有でスマプロランクが＋2ランクアップ。アプリの「スマート認証NEO」に登録しているとランク2となるため、カード保有だけで最上位のランク4を獲得可能。ランク4の場合、ATM利用手数料無料回数、振込手数料無料回数が月20回まで無料です。

なお、プラチナカードですがコンシェルジュデスクの利用はできません。

デビット付きキャッシュカードMastercardプラチナデビット

GMOあおぞらネット銀行の「デビット付きキャッシュカードMastercardプラチナデビット」の年会費は3300円とリーズナブル。

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カード保有でカスタマーステージの最上位「4テックま君」が適用となり、ATM出金手数料、他行宛振込手数料無料回数が月20回となります。

還元率は1.2％と非常に高還元ですが、年会費が3300円と言う事もありそれ以外の目立った特典はありません。

還元率が高いので、振り込みやATM利用が多い場合におすすめです。

【番外編】Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード

Oliveフレキシブルペイは三井住友銀行のキャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの機能を4つ備えたカードです。

クレジット機能は審査があり、審査が落ちた場合でもデビット機能は利用可能。従って、プラチナプリファードはデビットカードのプラチナとして保有する事ができ、コンシェルジュデスクも利用可能です。

カードとしての還元率は1％ですが、特定の加盟店でのポイントアップなどはクレジット機能を利用した時のみ。やはりクレジットの審査が通ったときに最も使えるカードになります。

クレジットカードとしての審査が落ちたとしてもプラチナプリファードの年会費3万3000円は変わりません......。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント＆カード生活』（自由国民社）等がある。