この記事をまとめると

■シトロエン・ベルランゴ/ベルランゴ ロングに特別仕様車「エディション・ノアール」を新設定

■「ノアールペルラネラ」というブラックのボディカラーをベルランゴに初採用した

■新モデルの発売を記念してデビューフェアを開催する

専用のエクステリアカラーで高級感のある印象に様変わり

 ブランドロゴに「ダブルシェブロン(2本のクサビ形)」を用いているフランスの自動車メーカーのシトロエンは、個性的なモデルをラインアップしていることで知られる。なかでも2020年に日本に導入されたベルランゴは、親しみやすいデザインと高い積載能力が、家族連れやアウトドアフリークに好評だ。その証拠に同車は、瞬く間に日本市場におけるシトロエンの販売台数の約半分を占める人気モデルへと駆け上がった。さらに、2023年1月には3列シートの「ベルランゴ ロング」も追加し、その人気を不動なものとした。

 そんなベルランゴ/ベルランゴ ロングに特別仕様車「エディション・ノアール」が設定された。

 5人乗りの通常仕様と7人乗りのロングホイールベース仕様に、ベルランゴには初採用となる「ノアールペルラネラ」という、光沢のある漆黒のボディカラーを与えたのが特徴で、これまでのポップなイメージとはまったく異なる雰囲気のモデルとなっている。

 さらに、フォグランプまわりやサイドのエアバンプには、光沢仕上げを施したブロンズのアクセントカラーをあしらった。ブラックのボディとブロンズのアクセントがシックで洗練されたイメージを演出し、都会の喧騒のなかでも存在感を放つ大人な雰囲気の1台となっている。

「エディション・ノアール」の発売を記念してデビューフェアを開催

 パワートレインは、ベースモデルと同じ1.5リッター直4ディーゼルターボエンジンを搭載。そのパフォーマンスは、最高出力130馬力、最大トルク300Nmと必要にして十分で、荷物や人を満載して走ることも多いであろうベルランゴにはぴったり。

 価格は、ベルランゴ エディション・ノアールが433万7500円。ベルランゴ ロング エディション・ノアールが454万3500円。

 なお、エディション・ノアールの発売を記念して、2023年6月3日(土)、4日(日)に全国のシトロエン正規ディーラーではデビューフェアも開催されることもアナウンスされた。

 ブラックのボディカラーにちなみ、各ディーラーの来場者に「ベルランゴ エディション・ノアール特製コーヒー豆」を抽選で5名にプレゼントする。このコーヒー豆は、創業時にシトロエン2CVを配達車として運用していた北海道のコーヒーショップ「MORIHIKO.」の監修によるもの。

 さらに、「エディション・ノアール」の世界観を表現した特別企画「BERLINGO’s Night Out」を実施。2023年6月22日(木)、23日(金)に東京・恵比寿の「BLUE NOTE PLACE」で開催される「須永辰緒の夜ジャズ supported by シトロエン」に、ディーラーショールーム来場者から抽選で10組、20名を招待する。

 ポップなイメージがウリのひとつでもあるベルランゴだが、その雰囲気ゆえに敬遠していた人もいたことだろう。それとは真逆のシックなイメージにまとめられた「エディション・ノアール」なら、クールなスタイリングを好む人にもおすすめできそうだ。ポップもシックもイケるベルランゴの懐の深さに脱帽だ。