主人公・マヨが小学生の時に転校して行ったヒトミ。
幼少期に家庭環境が悪かった彼女は、転校先の学校でもうまく行かず、義理の父とも折り合いが悪く、元々持っていた依存的で破滅的な性格をより不安定にさせていた。
そんなヒトミはマヨが16歳になった頃、引っ越し先の高校を辞めてマヨの地元に帰ってきた。
「マヨ、私たち親友だよね……?」
地元に知り合いがいないヒトミにも、「新しく友達ができれば」と思い友達を紹介することにした。
しかしこれが、マヨの高校生活をかき乱す事件の始まりだった……。

奪う女 34話

ヒトミさんから、たくみさんと本当に別れたという超長文のメールが来ました。
さらに同時期、ダイスケさんから「騙されてた、本当にごめん」という謝罪メールも受信します。
気持ちの整理はつけたので、ヒトミさんのメールは読まずに消そうとしたのですが。
あいりさんも「気になる」というので、どういうことなのか中身を読んでみると……?

ヒトミさんいわく、タクミさんが束縛が強く、なおかつケチだったとのこと。
ところが性病をうつした自覚があったのに「慰謝料を求められて不満」という話には、さすがに呆れます。
そしてダイスケさんからも「実はマヨが好きだった!」という懺悔メールが。
自分の周囲で次々人間関係を壊したヒトミさんには同情の余地もなく……。
マヨさんはこの一件でメアドを変え、ヒトミさんとの縁は「完全に切れた」と。
このときはそう思っていました……。
「堕とす女」に続く!
(ねぎまよ)