主人公・マヨが小学生の時に転校して行ったヒトミ。
幼少期に家庭環境が悪かった彼女は、転校先の学校でもうまく行かず、義理の父とも折り合いが悪く、元々持っていた依存的で破滅的な性格をより不安定にさせていた。
そんなヒトミはマヨが16歳になった頃、引っ越し先の高校を辞めてマヨの地元に帰ってきた。
「マヨ、私たち親友だよね……?」
地元に知り合いがいないヒトミにも、「新しく友達ができれば」と思い友達を紹介することにした。
しかしこれが、マヨの高校生活をかき乱す事件の始まりだった……。

奪う女 32話

ひとしきり泣いた後、ヒトミさんのアドレスも拒否して、今後関わらないようにしようと考えたマヨさん。
ところが、ヒトミさんは2週間おきに変更しては新アドレスから連絡をしてきました。
そしてメールの本文を読んで「え!?」と声を上げます。
「ヒトミ、たくみくんと別れたよ……マヂ悲しい」

別れた……と思わせておきながら、画面の下の方で「うっそでーす」と気を引いてきます。
マヨさんはヒトミさんのやり口に苛立ちながらも、正直うんざりしていました。
その後も新アドレスからどうでもいいメールが来るので、その都度淡々と拒否。
ときどきあいりさんに愚痴を聞いてもらって、何とかやり過ごしていたのですが……。
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(ねぎまよ)