休み明けで好成績のナミュール(今年2月撮影、ユーザー提供:あまつめさん)

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 昨年のチューリップ賞覇者のナミュール(牝4、栗東・高野友和厩舎)がヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。

 GIのタイトルに手が届きそうで届かない。一昨年の阪神JFから昨年の牝馬3冠、さらにエリザベス女王杯と、出走できる牝馬限定GIにはフル参戦。しかしながら阪神JFが4着、桜花賞が10着、オークスが3着、秋華賞が2着、エリザベス女王杯が5着。大外枠で厳しい競馬を強いられた桜花賞を除くと大崩れしていないものの、どうにも勝ち運がない。

 “六度目の正直”を目指す今回、大きなプラス材料は3カ月ぶりでの出走となることだ。小柄な馬体が影響しているのか、中5週以内では[0-0-1-3]と苦戦傾向。一方、中9週以上では[2-1-1-0]の好成績。唯一のGI連対も5カ月ぶりの秋華賞(2着)だった。

 休み明けこそ全力発揮できるタイプなので、2月の東京新聞杯(2着)から直行での参戦は大きなプラス。今度こそ惜敗に終止符を打ち、悲願のビッグタイトル奪取といきたい。