エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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エンゼルスに提言「来年やそのあとを見据えれば……」

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、アスレチックス戦に「3番・DH」で出場した。今季終了後にフリーエージェント(FA)となるが、ジョー・マドン前エンゼルス監督はシーズン中のトレード移籍の可能性を指摘。エンゼルスには「来年以降を見据えれば彼をトレードしなければいけない」と提言している。

 米MLB専門局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」に出演したマドン氏。米地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョー・ヘイマン記者が先日、関係者談として大谷のシーズン中のトレード可能性が「ゼロ」だと伝えた事について質問を受けると「話すのは時期早々だが、(在籍当時)特に強い思いはなかった」と返答。このように理由を説明した。

「米国に渡った当時、彼は西海岸でプレーしたいと考えていたと理解している。しかし今は、よりアメリカナイズされ、より心地よくなったことで市場が広がり、私が思うに彼の考えは変わったと思う」

 西海岸以外への移籍可能性もあると語ったマドン監督。「エンゼルスが契約延長するには、トレード期限前に非常に力強いパフォーマンスを披露しなければいけない」とし、「今季素晴らしい順位に付けない限り、来年やそのあとを見据えれば彼をトレードしなければいけないと個人的には思う。簡単に言えることではないが、トレードせずに(FAで)他球団との契約を許すのは理解できない」と持論を展開していた。

(THE ANSWER編集部)