このあと日本時間の23時にカナダ中銀の金融政策委員会の結果が発表される。カナダ中銀はすでに前回の会合から利上げを停止しており、今回も据え置きが有力視されている。ただ、カナダ中銀が予想したほど経済は失速しておらず、雇用市場はなお活況を呈し、求人も豊富、賃金上昇圧力も依然として強い状況。また、住宅価格は1年間の低迷の後、底を打った可能性も出ている。

 市場からは、カナダ中銀はなおインフレを懸念しており、必要であれば利上げを再開する用意があると再表明するのではとの指摘も出ている。今回も据え置きが有力視されてはいるが、声明は引き締め再開に含みを残した内容になるのではとの見方もあるようだ。

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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美