大谷翔平 今季2勝目!自己最多5四球も、7回無失点投球で防御率0.47

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大谷翔平 Photo by Leslie Plaza Johnson_Icon Sportswire via Getty Images

<2023年4月11日(日本時間12日)ワシントン・ナショナルズ 対 ロサンジェルス・エンゼルス @エンゼルスタジアム>

2試合連続の逆転負けで勝率5割となったエンゼルス。開幕から2試合に登板し1勝0敗、12イニングで失点1のエース・大谷翔平(28)で、嫌な流れを断ち切りたいところ。大谷は「3番・DH兼投手」として、ナショナルズ戦に二刀流出場した。

投手大谷にとって、ナショナルズは初めて対戦する相手。この日も立ち上がりピリッとしない大谷は、先頭のコール、4番メネセスにフォアボールを与え歩かせる。2四球で一二塁とするが、5番ルイスを直球で内野ゴロに打ち取り、初回を切り抜けた。

一方のナショナルズ先発は、メジャー3年目右腕グレイ。打者大谷は去年1試合対戦し、3打数ノーヒットだった相手。大谷の第1打席、フルカウントから低めのカーブを逆方向にうまく掬い上げるがもうひと伸び足りずレフトフライ。

2回表のマウンドでも大谷は先頭の6番トマスをフォアボールで歩かせるが、その後は三振、サードライナー、三振に切って取り調子を上げていく。3回表は3者凡退に抑える。

しかし4回表、2アウトから7番エイブラムスにライト線を破る2ベースヒットを浴びるなど、二三塁とピンチを迎える。力が入る大谷は、続くチャビスへの2球目でこの日最速の98.7マイル(158.8キロ)を記録。3球目のスイーパーを打たせショートゴロ、3アウトで大谷にガッツポーズが出る。

4回裏、ノーアウト一二塁のチャンスで大谷の第2打席。カウント2-2からグレイの5球目、内角のカットボールを上手く逆方向へ弾き返しレフト前ヒット、ノーアウト満塁とチャンスを広げる。大谷にとっては2試合ぶりのヒットで、連続試合出塁を34に伸ばした。その後、4番レンドンの犠牲フライでエンゼルスが1点を加えた。

5回表の大谷のマウンド、先頭ロブレスに対して初球のスイーパーが抜けてデッドボールとするも、後続1、2、3番を外野フライと内野ゴロ2つで3アウトとする。6回は、この日2度目の3者凡退に打ち取る。

6回裏、捕手オホッピーの4号ソロアーチでエンゼルスが1点を加える。

大谷の7回表のピッチング、1アウトから8番チャビスを歩かせるが、9番ロブレスにスプリットを打たせてダブルプレー。この回も10球、3人で終えてみせる。大谷は8回表から救援陣にマウンドを託して降板した。

この日の投手大谷は7回92球を投げ、被安打1で無失点投球。自己最多の5四球、1死球と制球に苦しむ様子もあったが、前回登板同様、試合途中からの完璧な修正を見せ今季2勝目を挙げた。

防御率0.47は今季3先発している投手の中では現時点でメジャー1位。10試合連続2失点以下の投球は、ノーラン・ライアンを超えて球団新記録となった。打席は、4打数、1安打、2三振という結果。

その後、試合はエンゼルスの救援陣、キハダ、エステベスが零封リレー。2対0でナショナルズに勝利し、連敗ストップとなった。