「お江戸メタバース」にChatGPT技術を活用した多言語対話機能を実装!インバウンド需要に向けた世界観と機能を充実へ ネストビジュアル

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デジタルコンテンツを企画・開発しているネストビジュアル株式会社は同社のコンテンツ「お江戸メタバース」において、世界中の人が言語の壁を超えてコミュニケーションがとれる機能の一つとして、話題の対話特化AI「ChatGPT」相当の言語モデル「GPT-3.5」を利用した多言語対話(マルチリンガル)機能を実装したことを、2023年2月14日に発表した。

「ChatGPT」とはOpenAIが公開している、自然言語処理モデル「GPT-3.5」とチャット形式でコミュニケーションできるサービスだ。同社が制作・開発をしている主なジャンルは「空間映像の制作」「デジタルアトラクションの開発」そして「XR領域でのアプリ開発」となる。

かねてより同社のコンテンツとしてXR開発の知見を活かした、日本人にしかその世界観を描けないメタバース「お江戸メタバース」の制作を進めているが、今回、チャット機能内にGPT-3.5を組み込むことにより自然対話をしながら数十の言語で参加者相互の同時通訳が可能になった。

■【動画】お江戸メタバース Ver1.1:



●多言語対話(マルチリンガル)機能の使い方

チャット入力時に伝えたい会話のあとに「〜をフランス語で」「〜をベトナム語で伝えて」と添えることで日本語から指示した言語に翻訳可能。また、それを多言語同時に行うことができる。それだけでなく、英語圏の人が「Please convey in Japanese for〜」とすれば日本語に、スペイン語で「Traducir a tailandés」を添えるとタイ語に翻訳されるというマルチリンガルな機能を持つことで、日本の特徴的な時代「江戸時代」を言葉の壁がなく世界中から体験できる。



同社は、同機能により、外国人向けの日本各地からの紹介イベントや海外向けECの展開、訪日前の質問受付など、復興しつつあるあらゆるインバウンド需要向けイベントでの活用が期待されると述べている。

●「お江戸メタバース」の現在と今後

現在
・主要なブラウザでURLをクリックするだけでお江戸の世界に
・10種のアバターに名前を付けてお江戸の町を散策
・街の上空で浮世絵動画や花火を鑑賞
・テキストチャットとボイスチャットで気軽にコミュニケーション
・一部のお店に入れる
・セミナールーム(銭湯)に移動すると画面共有を使ってのプレゼンテーションができる
今後の予定
・ユーザー管理、ログイン機能
・アバターのバリエーション拡充
・的あてやだるま落としなどの江戸遊び体験
・店舗で売り子からの購入体験、EC連携
・浮世絵NFTのようなNFTの取り扱い
・江戸の町周辺の長屋やお屋敷の販売
・町外れの広大な土地に舞台等を設置してのイベント開催、配信
・お江戸メタバースをハブとした世界観の違うメタバースの構築など
*様々な機能を構築中なので、変更される場合もあります。




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