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 ボルシア・ドルトムントではこれからしばらくの間、トーマス・ムニエを欠いてシーズンに臨むことを余儀なくされた。これは土曜日にボルシア・ドルトムントが発表したものであり、31歳のベルギー人サイドバックは練習中に負傷。それ以前にも頬骨の骨折で離脱するなど、今季ここまでブンデス8試合、CL4試合、ドイツ杯2試合に出場していた同選手だが、これからの筋損傷によりふたたび負傷者リストに加わることになる。

 またドルトムントでは左SBラファエル・ゲレイロがバーゼルとのテストマッチで欠場したが、こちらについてはテルジッチ監督によれば「念の為」とのこと。なおサイドバックの穴埋めのオプションとしては攻撃的選手の同じベルギー出身トルガン・アザールや、トム・ローテ、マリウス・ヴォルフ、CBを本職とするニクラス・ズーレらが控えている。

ハーラー、復帰2戦目でハットトリック

 一方で先日のデュッセルドルフとのテストマッチでは7分間の復帰劇を果たしていたセバスチャン・ハーラーは、今回のバーゼル戦では30分ほど出場。そこでPK含むハットトリックを達成しており、「得点を決められたこと、チームの助けになれたことは嬉しいね。自分だけでなくチームにとっても良い1日となった」と6−0での大勝劇について振り返った。「これからもチームの力になっていきたい。一歩一歩、完全復帰にむけてトレーニングを重ねていくよ」

 またテルジッチ監督は今回の得点が「いかに彼にとって良いことか。これでピッチで楽に感じられるようになる。相手PA内における力も示していたし、我々はセットプレーに磨きをかけてきたが、3得点目のときのタッチは見事なものだったね」とコメント。そしてハーラーはこういった状況において「チームが結束していることが大きい。僕が決して容易な状況ではないと皆が知ってくれていた。そしてストライカーにとっていかに得点が重要であるかも。嬉しいよね。もっと決めていきたい」と意気込みをみせた。

テルジッチ監督、冬季合宿の手応え強調

 改めてテルジッチ監督は「攻撃的な守備面においてもコンパクトさを何度も見せられたのは、我々の目指していたことだったし、攻撃的なマンツーマンディフェンス、カウンタープレスでボールを奪うことにあった。それがうまくいったね」と説明。「それに2試合ともコーナーからいいチャンスを作れていた。今回は立ち上がり30分で対人戦に臨めるタフさやコンパクトさに難がみられたがそれでも無失点に抑えていた」と冬季合宿からの手応えを強調している。「非常に集中的に取り組めたよ。選手たちはいい流れにある。まだこれからも続けられるよ。まだ試合まで1週間あり、誰にでもチャンスはある。システムはその時のお楽しみだ。自分たちのみならず相手のコンディションにもよるものだしね」