東急百貨店がシンクスを改装 時計、宝飾、ラグジュアリーコスメなど品揃え拡充
東急百貨店が、2023年春に渋谷ヒカリエ内の商業施設「シンクス(ShinQs)」のリニューアルに着手すると発表した。2023年1月31日の東急百貨店本店の営業終了後を見据えて、渋谷を拠点とした新たなショッピング体験の創出を進める。
シンクスでは、「アップグレード」をテーマに改装を実施。グループ店舗で支持を集めている時計・宝飾やラグジュアリーコスメティックの一部を導入し、品揃えのカテゴリーと価格帯を拡大する。既存ショップでも、一部店舗をリニューアル。「パーソナルギフト」などといった旧来の慣習に囚われない贈答文化に合わせたギフトアイテムの品揃えを全館で強化する。このほか外商の顧客専用の「東急百貨店 お得意様サロン」を新設。ショッピングの合間の休憩場所として利用できるだけではなく、担当営業員による買い物のサポートや、外商の顧客向けのイベントやサービスを提供する。
また東急百貨店がシンクスと渋谷スクランブルスクエアの6階に構えているビューティーエリアでは、来春に向けて新たに4ブランドを展開する。同時期には、東急百貨店本店のワイン売り場「THE WINE」が本店の隣に路面店として移転オープン。東急百貨店が食の3拠点として運営している「渋谷 東急フードショー」「東横のれん街」「東急フードショーエッジ」では、2023年春からデリバリーサービス「menu」と新たに提携し、渋谷 東急フードショーで導入を開始する。