<衝撃>木原誠二は岸田総理から増税の話を聞いていなかった!?

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米イェール大学助教授の成田悠輔さんと、2ちゃんねる創始者の西村博之(ひろゆき)さんが日本や世界の根本的な問題に新しい視点を提供し再定義するトーク番組『Re:Hack』(日経テレ東大学)。

今回は、岸田文雄総理に最も近い男と称される自民党衆議院議員で木原誠二内閣官房副長官が初参戦! あまり良い噂のない木原さんだが、なぜ悪評が立ちやすいのか!? そもそも内閣副官房長官とはどんな仕事なのか。そして、今話題の増税について驚くべき見解までーー。成田&ひろゆきが徹底追及!



収録は増税発表前&閣僚連発辞任の最中


'22年11月26日。経済再生担当相・法相・総務省が相次いで辞任し、岸田総理自身にも経費問題が持ち上がった逆風の中、番組の収録が行われた。
さらに、防衛増税が発表される前に収録が行われたという点にも注目しながら、本番組をご覧いただきたい。

岸田政権にとって最大の逆境の最中、増税が発表される直前、木原誠二内閣官房副長官は、いったい何を語ったのかーー。



木原誠二は内閣を影で操っているのか?


木原さんがなぜ『岸田政権の中枢』と称されることが多いのか、また、それは本当なのかという点から議論がスタート。

木原さん自身が中枢であることや岸田さんを転がしているような事実はないと否定しつつ、そのように見られてしまう理由は「人柄が悪いから」と自己分析。

岸田総理、松野博一官房長官、磯崎仁彦官房副長官は人柄が良く、悪評が立ちづらいが、木原さんだけは人柄が悪く、悪評が立ちやすいため"影で操っている人"という悪いイメージが生まれやすいのではないかとのこと。

そこでひろゆきさんが「素行不良を直せば良いのでは?」と提案すると、「直るものではないから仕方ない」と開き直る。素行不良であっても、岸田総理から大きな信頼が寄せられる副官房長官の座にいるのだから、幻冬舎の社長に悪口を言われたとしても、このまま突っ走ろうというところだろうかーー。



木原誠二は内閣を影で操っているのか?


操っているかは別として岸田総理と非常に近い距離にいる官房副長官。そもそも、どんな仕事をしているのだろうか。木原さんは「メインは総理が出る会議に出席すること」とし、総理の意思決定をサポートするポジションであると説明。
最終的な意思決定は総理が行うが、それまでのプロセスで意見を求められることが多く、対立することもあるという。総理に近い内閣官房の政治家は、木原さん含めて3名しかいないそうなので、あながち"政権の中枢"や"操っている"というイメージはズレていないのかもしれない・・・。



岸田政権の増税について驚くべき問題発言が・・・!


続いては、「新しい資本主義」から"分配"の話へ。その中で、爆弾? 問題? 発言が木原さんが飛び出すーー。

木原さんは、岸田政権の分配は「成長」を先に掲げており、共産党や立憲民主党のように「分配ありき」ではないと主張する。これに対してひろゆきさんが「分配はいいんですが、なぜ配る前に、取る話をするのか」と岸田政権=増税のイメージが強いという国民の意見を代弁。

この質問に木原さんは「(岸田総理は)分配の話をしていて増税の話は一度もしていない」と発言。ひろゆきさんが「岸田政権が増税するって」と反論すると、「総理の口から増税するとは就任してから一度も聞いていない」と食い気味に回答!


だがしかし! この収録直後の12月に入り、岸田総理は防衛費増税をする考えを示したのだーー!

岸田総理は、3名しかいない意思決定の相談相手である木原さんにさえも、ずっと思いを伝えていなかったのだろうか・・・。もしくは、総理には意思がなくても、増税が決定してしまうとある力があるのだろうか・・・。

結果的にひろゆきさんは、収録中、非常に重要な発言を引き出したということになる。



木原式賃上げ論に、MC2名が猛反論!


収録時は、増税の発表がされるとは想像もしていなかったので、議論は"成長と分配"の成長に移る。
日本では長年に渡り、賃上げのためには成長という順番で、賃上げの順番は後回しにされてきたが、賃上げをすれば成長できるという考えに変えていきたいと木原さん。賃上げは、何よりもそのような雰囲気づくりが大事だと主張する。

この賃上げ論について成田さんは、「日本人の労働生産性を考えると、賃金が安すぎることはない。稼げる事業をもっと産み出さないと根本解決にならない」と厳しい意見。
ひろゆきさんも「賃金を上げたいなら労働者を減らせばいいのに、高齢者を雇い続けろと逆のことをしている」と厳しい指摘。「優秀な高齢者を企業の意思で雇い続けるのは良いが、政府の命令として雇い続けさせるのはイノベーションの阻害要因にもなる」と付け加えた。

木原さんの"とりあえず賃上げ論"は非現実的で、自民党の現政策とも矛盾していると映ったようだ。



賃上げ論だけでなくIT戦略も残念な日本


予想通り、木原さんがMC陣に叩かれ続ける構図になったが、議論は規制改革・デジタル庁・地方分権などに拡大。

木原さんと議論していたはずのひろゆきさんが、途中から河野太郎デジタル大臣について言及し始めるなど、収録はやや荒れ模様に! 官房副長官も把握していなかった増税とスキャンダルに揺れる自民党が支配する日本はどうなってしまうのかーー。議論の続きは日経テレ東大学で!

「日経テレ東大学」YouTubeチャンネルで配信中!です。お見逃しなく!

※番組情報
【ひろゆき&成田悠輔】木原誠二が参戦!日本の行方【官房副長官の告白】

【出演者】
西村博之(2ちゃんねる創設者)
成田悠輔(イェール大学助教授)
木原誠二(内閣官房副長官)

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