カードを要求した三笘のジェスチャーが批判されている。(C)Getty Images

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  三笘薫の振る舞いに、一部のファンやメディアから批判の声があがっている。

 11月5日に開催されたプレミアリーグ第15節のウォルバーハンプトン戦でブライトンの三笘はプレミア初ゴールを挙げるなど、全得点に絡む圧巻のパフォーマンスを披露。3―2での逆転勝利の立役者となった。

 ただ、前半アディショナルタイムに、敵陣ペナルティエリアの手前でネウソン・セメドに後ろから倒されて一発退場を誘発した際、主審に向かって右手にカードを持つジェスチャーをして、カードを要求した行為をブライトンの地元メディア『Sussexlive』は批判。「若さや経験不足のせいかもしれない」としつつも、「露骨なゲームズマンシップ」「受け入れられない」「後味の悪さを残した」と糾弾した。

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 一方で、擁護する声もある。ブライトンの専門サイト『WE ARE BRIGHTON.COM』は「(ラジオ局の)『BBC SUSSEX』でかなりの議論とあり、一部のリスナーから電話があり、ミトマはラグビーのようなタックルをされた後、レフェリーにカードを出すようなジェスチャーをすべきではなかったと言った」と伝えたうえで、こう続けている。

「私の見解では、ミトマはまだ英語を上手に話せないので、腕を振ってスコット主審に自分の考えを知らせる権利が十分にあった。ミトマへのファウルはゾッとするもので、彼が怒ったのは正しかった」

 三笘はこの試合の後に英語でインタビューに応じており、コミュニケーションが取れないわけではないが、いずれにしても、あからさまな決定機阻止であり、「怒るのも無理はない」と考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部