未発表のSoftBank・Y!mobile向けZTEスマホ「A202ZT」と「A201ZT」が発売へ!写真は既存機種「Libero 5G」

米連邦通信委員会(FCC)は30日(現地時間)、ZTEの未発表な日本市場向けと見られる5G対応スマートフォン(スマホ)「A202ZT」が認証を2022年10月27日(木)より順次取得していることを公開しています。FCC IDは「SRQ-A202ZT」。

FCCではアメリカ向けとして4G LTE方式のBand 2および4、41、3G W-CDMA方式のBand IIおよびIV、2G GSM方式の1900MHz、無線LAN(Wi-Fi)のVHT80に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)、Bluetooth LEで認証を取得しています。

製品カテゴリーは「5G Digital Mobile Phone」となっていますが、認証のためのテストでは板状の外観が映されているほか、Wi-Fiの5.xGHz帯にてVHT80にも対応していますし、フィーチャーフォンというよりはスマホであると考えられ、型番ルールからソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」や「Y!mobile」向けと見られます。

またZTEのグローバル向け公式WebサイトではA202ZTのソースコードが公開されており、OSにはAndroid 12を搭載していることが示されています。一方、A202ZTの前の「A201ZT」も存在すると思われますが、ZTEでは同様にA201ZTのソースコードも公開しており、こちらはOSにAndroid R(Android 11)を搭載しているとされています。


ZTEではSoftBankやY!mobileといったソフトバンク向けにスマホやモバイルルーターなどの製品を供給しており、最近の製品ではスマホならY!mobile向け「Libero 5G II(型番:A103ZT)」(2021年12月発売)や「Libero 5G(型番:A003ZT)」(2021年4月発売)、SoftBank向けシンプルスタイル用「Libero 3(型番:A001ZT)」(2020年9月発売)などがラインナップされています。そうした中で新たにA201ZTやA202ZTといった新製品の開発が進められているようです。

未発表製品であるため、詳細は不明ですが、これまでの流れからすると、従来通りに「Libero」ブランドにおけるY!mobile向けやSoftBank向けのシンプルスタイルとしてエントリーからミッドレンジクラスの製品になるのではないかと推察され、片方がLibero 5G IIの後継機種としてY!mobileから、もう片方がSoftBankのシンプルスタイルから発表されるのではないかと予想します。


FCCが公開している資料における認証情報。日本向けの認証(いわゆる「技適」)も取得する予定で、発売元が「ソフトバンク株式会社」と記載されています

ソースコードが公開されているので、中身を調べればもう少し製品仕様がわかるかとは思いますが、ひとまず、新製品の準備をしているようですので発表を待ちたいところです。なお、FCCの資料によると、A202ZTのハードウェアバージョンは「zz3A」、ソフトウェアバージョンは「0.0.1_U」となっており、AndroidのカーネルバージョンはA201ZTもA202ZTも同じ「4.19」となっています。

記事執筆:memn0ck


■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・A201ZT 関連記事一覧 - S-MAX
・A202ZT 関連記事一覧 - S-MAX
・SRQ-A202ZT - OET List Exhibits Report - FCC
・Open Source Notice - ZTE Official Website-Global - ZTE
・ZTE Device Japan - ZTE Device Japan
・ソフトバンク
・【公式】ワイモバイル(Y!mobile)- 格安SIM・スマホはワイモバイルで