1059201484

写真拡大

(C)Getty Images

 名将・野村克也氏の下、ヤクルト、阪神、楽天でヘッドコーチを務め、ヤクルトでは編成部長、ファームディレククターなども歴任。選手の目利きには定評のある松井優典氏が、読売ジャイアンツの今秋ドラフトでの指名ポイントについて語った。

【関連記事】【ドラフト】阪神の「指名ポイント」を野村克也氏の「懐刀」松井優典氏が解説!甲子園で活躍したスターの指名も?


 2017年以来の5年ぶりにBクラスに終わった今年の巨人。ドラフトでは高校通算68本塁打で、夏の甲子園では3本の本塁打を放った「甲子園のスター」、高松商・浅野翔吾外野手を1位指名することを公言した。

 松井氏は巨人について、「今シーズンの巨人は、大勢が新人で抑えとして活躍したり、若い先発投手がで育ってきたりした。来季はその若い投手がある程度、活躍すると考えると、左の先発投手が狙い目じゃないかなと思う」と話し、「日体大の矢沢や白鷗大の曽谷あたりが良いんじゃないかなと思う」と、日体大・矢沢宏太投手や白鷗大・曽谷龍平投手の名前を挙げ、補強ポイントは「左投手」であると指摘した。

 また、松井氏は「やはり坂本勇人の後釜だね。スケールの大きい遊撃手が欲しいと思う。坂本の後を継ぐようなショートをどうするのか、今年のドラフトでは問題になってくるだろうね」と話した。坂本は近年、度重なる故障の影響で本来の成績を残せておらず、「世代交代」を指摘する声も高まっている。松井氏は、「今年は、遊撃手の指名候補が全員スケールが小さい。亜細亜大の田中幹也のように、足が速くて、小技が使えるような選手が多いので、そういうような面で今年に関しては、坂本の穴を埋めるような選手はいないのかな」と語った。

 果たして巨人はドラフトで補強ポイントを指名し、来季優勝への戦力を獲得することができるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]