ブランド総合研究所は8月17日、 住民が自ら居住している都道府県についての評価を求める調査「地域の持続性調査2022」の結果を発表した。

同調査は、インターネットを使って47都道府県それぞれの住民約500人に対し、今年5月20日から26日にかけて2万2,973人の有効回答を集めたもの。

今回、各都道府県の住民に「住んでいる都道府県を魅力的だと思うか」と聞いたところ、 「とても魅力的」 「やや魅力的」 「どちらでもない」 「あまり魅力的でない」 「全く魅力的でない」の5つから選択してもらった。

47都道府県で住民による魅力度が最も高かった沖縄県は、 59.1%が「とても魅力的」、 28.4%が「やや魅力的」と答えるなど、 合計で9割近い87.5%が魅力を感じていると回答した。同県は全国消費者による魅力度ランキングでは54.4点で3位だったが、 住民による魅力度評価ではそれを大きく上回っているとのこと。

住民による都道府県・魅力度ランキング 資料:ブランド総合研究所

一方、 消費者による魅力度ランキングで13年連続1位の北海道は、 住民による評価では3位と順位が2つ低くなっている。消費者による評価は73.4点だったのに対し、 住民による評価は66.3点となっている。

消費者より住民のほうが評価が低いのは、 北海道以外には京都府があるのみだという。 同府は消費者による評価が56.4点で2位であるのに対し、 住民による評価は52.6点で16位となっている。

一方、 住民による評価と消費者による評価の差が最も大きいのは愛媛県で、 消費者による評価が19.7点で32位であるのに対し、 住民による評価は52.9点で15位と高い。 これに、大分県、 福岡県の順に差が大きくなっている。

住民と全国消費者による魅力度の差が大きい都道府県 資料:ブランド総合研究所