お笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二がキャスターを務めるニュースバラエティ番組『電脳ワールドワイ動ショー』が、きょう2日(21:55〜)より放送枠を1時間に拡大し、リニューアルする。

左から下平さやか、小峠英二=テレビ朝日提供

各国のローカル動画を見ながらニュースではわからない「世界の今」を本気で考えていく新感覚の情報バラエティ番組。4月からは視聴者にとってさらに身近な世界情勢に関するテーマ&動画をセレクトしていく。今回は「世界の国境」を撮影した動画を紹介。長年対立関係にあるインド、パキスタンの国境で繰り広げられているセレモニーや、アメリカとメキシコの国境に出現した遊具にこめられた思いを取り上げる。

さらに今回からは、当番組でおなじみのコメンテーター、いとうせいこう、稲垣えみ子氏(元朝日新聞記者)、堤伸輔氏(国際情報誌フォーサイト元編集長)の3人が、新たに“ラボの研究員”をイメージしたおそろいの衣装で登場。MCには、テレビ朝日の下平さやかアナウンサーが新加入する。

出演者らのコメントは以下の通り。

■小峠英二(バイきんぐ)

――初回収録の感想を教えてください。

変わらないところは変わりませんが、今までになかったコーナーもできたりして、知らなかったこともたくさん出てきて勉強になりました! 4月からは堤伸輔さんがコーナーを担当することになったので、ぜひそれを見てほしいですね。堤さんが単独コーナーを持ってしゃべるなんて、なかなかないと思います。セットも変わりましたが、ハシャギすぎてないところがいいですね。この『電脳ワールドワイ動ショー』の前身番組、『ブイ子のバズっちゃいな!』が時間帯昇格したとき、明らかにスタッフさんたちが浮き足立ってはしゃいでいたのがセットにあらわれていましたから……。今回はなんというか、“ちょっとだけよくなった感”がいいですね(笑)。

――コメンテーター3人組もおそろいの衣装に。いかがだったでしょうか。

今まで別々の衣装でしたけど、一体感が出ましたね。みなさんも「なんで急にこれ着るの!?」という感じじゃなくて意外とノリノリでした。「チーム感が出ていいですね」みたいなことをおっしゃっていただけたのでよかったです。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

30分から1時間になったことで、よりいろんな情報、よりいろんなトークをお届けできると思います。30分じゃ物足りないなと思っていた方々には、ぜひのんびり1時間、番組を楽しんでいただけたら! 次回はいとうさん、稲垣さん、堤さんに殴り合いをしてもらいましょう(笑)。なかなかあの年代の方々のガチの殴り合いは見られないでしょ? ぜひみなさん番組を見てください!

■いとうせいこう

――初回収録の感想を教えてください。

楽しく自由に話していたら収録が終わってました。

――1時間枠に拡大しますが、改めて意気込みをお聞かせ下さい!

どう転がっていくかまったくわからない番組なので、そのぶん時代の流れに敏感なんじゃないかと思います。テレビがフツーに「今」っぽく、かつ肩の力がほどよく抜けているといいなあと思っています。今は。

――ご自身が思う『電脳ワールドワイ動ショー』のみどころとは?

いちいちの話がどこに着地するかまったくわからないだけに、大人の「雑談」の深みが楽しめるのではないかと。そういう意味では久々に「家族」で見て面白い(おじいちゃんと十代とか)番組なのかもしれません。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

「そんな時代あったんだ!」とか「わたしの若い頃はこういうの当たり前だったけどね」とか、「家族」などでテレビを見ながら、そっちはそっちで是非ゆるい雑談をしていただければと思います。

■稲垣えみ子

――初回収録の感想を教えてください。

微妙に立派なセットも制服(?)も用意されていて、予算がつくってすごい! と、分かりやすく感動しました(笑)。でもこうなると、案外前の「ビニールシート収録」が懐かしかったりします。何しろ質素な暮らしを好んでおりますので……心なしか、坊やもロボも元気がなかったような……なんというか田舎の小学校でブイブイ言わせていたジャイアンが都会の学校へ転校して小さくなってるような。。これからの展開が楽しみです〜。

あと、動画と全然関係ない「堤さんショー」が大展開されていて驚きました(笑)。まさか一時間枠を持てあましているのかと……いやそれは冗談ですが、まさかまさかとは思うが私のところにそんな役が回ってこないことを願うばかりで、これからが楽しみなような不安なような……。

――1時間枠に拡大しますが、改めて意気込みをお聞かせ下さい!

意気込み……って、完全にレギュラーみたいに……(涙)。本当のところ、未だに自分の立ち位置(何を求められているのか)が全然わかっていないところへ持ってきて、なぜか衣装までできてしまったので、ますますどうしていいのかわかりません。。相変わらずどこで会話に入っていっていいのか全然わからないし…とりあえずは元気に席に座ることが目標です。

――ご自身が思う『電脳ワールドワイ動ショー』のみどころとは?

やっぱり世界の動画の面白さが一番の魅力かと。個人的にもテレビを持っていないので、動く画面そのものがもはや新鮮…っていうこともあり、いつも食いついて見てしまいます。あと番組のキャッチフレーズにもある通り、ニュースでも映画でも見たことのない、まさに「低予算」っていうか「予算ゼロ」(そうじゃないのもあると思うが)の動画だからこそのリアルな世界が見られて単純に楽しいし、考えさせられます。もちろん、小峠さんのぶっきらぼう司会や、私以外のコメンテーターの方(もちろん坊や、ロボ含む)の才覚あふれる、そして微妙に噛み合っていないコメントも聴きどころです。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

メッセージってまた、レギュラーみたいに……(涙)。予算がつくと番組がどう変化していくのか、それは案外良いことばかりでないのかもしれない……などと、スタッフの方々のご苦労を想像して私自身、母目線でドキドキしております。どうぞ皆様も温かい目で見守っていただけましたらと母としてお願い申し上げます。

■堤伸輔

――初回収録の感想を教えてください

「電脳空間」から「宇宙」までイメージが広がるスタジオセットが出来て、新たな気持ちで初回収録に臨めました。3人で着る衣装も斬新で、大好きな「サンダーバード」の“博士”ブレインズのような雰囲気が気に入りました。自分に似合っているかどうかは??? なのですけれど。

――1時間枠に拡大しますが、改めて意気込みをお聞かせ下さい!

なんと言っても「堤伸輔の いま語りたい人物伝」というコーナーが出来たので、頑張りたいと思います。テレビで自分の名前の付いたコーナーは2回目です。最初は「国際情勢」がテーマでしたが、今回は「人物伝」。40年あまりに及んだ編集者生活の中で接した作家や有名人から、自分の好きなスポーツや頭脳競技の注目選手まで、幅広く取り上げて、その魅力を深く掘り下げてみたいと意気込んでいます。ぜひ期待してください!

――ご自身が思う『電脳ワールドワイ動ショー』のみどころとは?

まずはスタッフが探し出してくれる「世界の面白動画」が売り物です。いろんな国の人々のびっくりするような行動や風習から、大笑いしたくなる場面まで、幅広くお見せします。そこから、私たち3人がいかに話題を広げられるかが、2番目の見せ所。時にはそれぞれがウンチクを語り、時には大幅に“脱線”して話を盛り上げる。あらかじめ予想のつかないスタジオトークの展開が、「電脳ワールドワイ動ショー」の目指す面白さです!

**――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

ぜひ、ご自分でも動画にリアクションしたり、出演者のコメントにツッコミを入れたりしながらご覧ください。一緒に電脳ワールドを楽しみましょう!

■下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)

――出演が決まったときのお気持ちを教えてください。

ここ数年は主に真面目なニュースを担当していまして、視聴者のみなさんと一緒に笑顔になれる番組は久しぶりでワクワクします。SNSもやらないし、「電脳」は持ってないけど大丈夫かな……と心配でしたが、ロボフェッサーとカメレオン坊や(番組本編をご参照ください)が何でも教えてくれるので杞憂でした。この番組を機に、今更Twitterでも始めようかなとやる気が出てきました。そうなったらフォローよろしくお願いします。

――初回収録の感想を教えてください。

「あ、賢くなってしまった」というのが初回の収録を終えた感想です。こんなことがあるんだよ、こんな人がいるんだよと誰かに話したくなる動画がいっぱいでした。コメンテーターのいとうさん、稲垣さんの視点に学んだり、堤伸輔さんが語りつくすコーナーも知らないことのオンパレード。ものを知るって楽しいなと思いました。小峠さんには初めてお会いしましたので、ご本人に気づかれないようにジッと観察しておきました。

オフのときにはテレビで聞くより低めの声でぼそっと話すセクシーな雰囲気。笑うと赤ちゃんのように無防備な表情で、ギャップが素敵です。ひとの名前が出てこないお年頃に差し掛かっているのか「ほら、あの、岡山出身の方で……」など周辺情報で会話するところに、たいへん強く共感しました。カメラが回りだすと必要な言葉を最高のタイミングでズバッとおっしゃるので、さすがです。

――ご自身が思う『電脳ワールドワイ動ショー』のみどころとは?

見どころは「温故知新」の反対、「新しきを温(たず)ねて、古きを知る」です。「温新知古」? 世界で今起きている最新の情報を動画で知ると、不思議と見えてくるのは 昔から変わらない人間の愛情や笑いの道理だったり、改めて人間が持っている驚くような能力や無限の可能性に気付かされたりします。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

みなさんと一緒に世界の今を知って、視界が広がるような体験ができることを楽しみにしています。