クリス・ロック「まだ処理中」平手打ち騒動に初コメント
[ボストン 30日 ロイター] - 米コメディアンのクリス・ロックさんが30日、米アカデミー賞授賞式で俳優ウィル・スミスさんから平手打ちを受けた騒動について初めて公の場でコメントし、自分の中で「まだ処理している」と述べた。
同日夜にボストンの劇場で開催されたショーで、「皆さんの週末はどうだった?」と尋ねて笑いを誘ったが、騒動について長く話すつもりはないと断った上で、「起きたことをまだ処理している。ある時点でそれについて話すだろう」などと述べた。
観客からはロックさんにスタンディングオベーションが送られた。
27日の授賞式で、スミスさんはプレゼンターを務めたロックさんが妻ジェイダさんの短髪に関するジョークを言った後、ステージ上でロックさんの顔を平手打ちした。ジェイダさんは脱毛を引き起こす病気を患っている。
主演男優賞を受賞したスミスさんはその後、ロックさんへの謝罪を表明したが、主催団体の映画芸術科学アカデミーは30日、スミスさんの行為が行動規範に違反していたかどうかを判断する手続きを開始したと明かした。