日本におけるルアーヴルの代表産駒プールヴィル(写真は2020年オーロC出走時、撮影:下野雄規)

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 2009年の仏ダービー(G1)覇者で、種牡馬としても活躍したルアーヴル(Le Havre)が死亡したことがわかった。16歳だった。けい養していたフランスのSumbeのTwitterで4日、発表された。

 ルアーヴルは父Noverre(その父Rahy)、母Marie Rheinberg、母の父Surakoという血統。現役時代はフランスのJC.ルジェ厩舎に所属し、C.ルメール騎手の手綱で仏ダービーを制した。通算成績は6戦4勝。

 引退後は種牡馬となり、アヴニールセルタン(デゼルの母)・ラクレソニエール・ワンダフルトゥナイトと3頭のG1・2勝牝馬を送り出した。日本での産駒には2019年フィリーズレビュー覇者プールヴィルがいるほか、昨年の朝日杯FS2着馬セリフォスの母の父となっている。今年の2月に種牡馬引退が発表されたばかりだった。

 新型コロナウイルスの影響で、今週末の騎乗見合わせとなったルメール騎手は、Twitterで同馬を追悼。「彼は多くの人々の誇りでした。あなたがいなくなると寂しくなります」などと英語でツイートした。