ドイツのカタリナ・アルトハウス【写真:AP】

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ドイツスキー連盟ヒュッテル氏が語る

 北京五輪で4か国5人が失格したノルディックスキージャンプ混合団体。ドイツメディアは、国際スキー連盟(FIS)がルール変更も検討していると伝えている。スーツについてはジャンプ台で確認し、着地後の検査は行わない案も出ているようだ。

 スーツの規定違反で失格者が続出し、波乱の展開となったジャンプ混合。欧州衛星放送「EUROSPORT」ドイツ語版は、「スキージャンプの茶番 ドイツスキー連盟ディレクター、ホルスト・ヒュッテルによると、FISがルール変更を示唆」との見出しで記事を掲載。ヒュッテル氏がドイツ公共放送「ARD」に対して語った内容を伝えている。

「いま、色々と議論されている」と明かしたヒュッテル氏は「(マテリアルコントロールの)プロセス全てを変えていこうという話も出ている。(スタート台に)座って青信号が出た選手は『もう大丈夫』と。つまり、検査のプロセスは全て(ジャンプ台の)上で終えて下では失格が出ないようにする。選手にとっても、観客にとってもこれがいいのではないかと思う」などと話したという。

 記事ではヒュッテル氏がFISジャンプ男子レースディレクターのサンドロ・ペルティエ氏と話し合っていること、「シーズン終了後にいくつかの変更があるはずだ」と述べたことなども伝えられている。

 海外では、今季から男子の検査担当者となったフィンランド人のミラ・ユッカラ氏が女子の検査にも介入したのではないかと騒動に発展している。記事によるとヒュッテル氏は「男子担当検査官(ミカ・ユッカラ)が何かしらの影響を及ぼしたと考えている。それがどういう形だったかに関しては意見の分かれるところだが」と語るにとどめている。

(THE ANSWER編集部)