モウリーニョ監督に「公然と批判されたことがある」弟子10名

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現在はローマを率いているジョゼ・モウリーニョ。メディアの前では歯に衣着せぬコメントを残すことで知られている監督だ。

今回は『FourFourTwo』から「ジョゼ・モウリーニョ監督から公然と批判された選手たち10名」をご紹介する。批判というより皮肉という感じのものもあるが…。

ルーク・ショウ

2016年にマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したジョゼ・モウリーニョ。骨折からの回復途上にあったルーク・ショウとはあまり関係が良くなかったと伝えられている。

2017年にモウリーニョは「ショウはサッカーの頭脳を変えなければならない。我々は素晴らしいフィジカルとテクニックの資質を必要としているが、彼は私の頭脳とともにプレーすることはできない」と話していた。

リカルド・カルヴァーリョ

モウリーニョが何度も自分のチームに引き入れてきたポルトガル代表DF。愛弟子の1人であるが、その関係は決して常にバラ色だったわけではない。

2005-06シーズンのチェルシーで、ギャラスにポジションを奪われた彼はメディアに不満を述べた。それにモウリーニョは「彼はIQテストを受けるべきだ。物事を理解するに当たって問題があるようだね。医者に診てもらう必要がある」と答えていた。

ペペ

リカルド・カルヴァーリョとともにポルトガル代表でプレーし、レアル・マドリーでもチームメイトだったペペ。彼がイケル・カシージャスを擁護したとき、モウリーニョから反撃された。

「ペペは問題を抱えている。ラファエル・ヴァランという問題をね。多くの経験を持つ31歳の男が、19歳の若手によって出し抜かれようとしているのは簡単なことではない。ペペの人生は変わった」と。

サリー・ムンタリ

敬虔なムスリムであるムンタリ。2008年にポーツマスからインテルに加入したあと、彼はラマダンで断食を行っていた。それがサッカーに悪影響を及ぼしたとして、モウリーニョは以下のように批判した。

「ムンタリはラマダンに関連するいくつかの問題を抱えている。この暑さの中で断食を行うのは良くない。ラマダンは選手がサッカーの試合をするために理想的なものに値しない」

エデン・アザール

アザールは2013年から2015年にかけて、ジョゼ・モウリーニョが率いていたチェルシーで中心的な役割を果たしたアタッカーだ。しかしチャンピオンズリーグでアトレティコ・マドリーに敗れたあと、彼らはマスメディアを通してやりあった。

アザールが「チェルシーはサッカーをする準備ができていなかった」と話すと、モウリーニョは「彼はチームや仲間のために100%自分を犠牲にできる選手ではないので、正常な発言だ。彼はサイドバックを見て、彼のために命を尽くそうという準備ができていない人物だ」と答えた。

ジョー・コール

ウェストハム・ユナイテッドでブレイクを果たしたイングランドの名司令塔。2003年にチェルシーへと加入したものの、監督を務めていたジョゼ・モウリーニョは彼の守備面に不満を持っていたという。

「彼は学ぶべきものがたくさんある。ジョー・コールは2つの顔がある。一つは美しい顔だが、もう一つの顔は好きではない。彼はその片方を維持し、片方を変えなければならない。彼がゴールを決めると、彼にとっての試合は終わる。守備で11人が必要なときに、10人しかいなくなるのだ」

バスティアン・シュヴァインシュタイガー

バイエルン・ミュンヘンとドイツ代表で輝かしいキャリアを重ねてきたシュヴァインシュタイガーであるが、ファン・ハールの誘いで加入したマンチェスター・ユナイテッドでは苦戦。2016年にモウリーニョ監督が就任したときには完全に出場機会を失った。

この際には衝突もあったと伝えられているが、後にモウリーニョはその態度を後悔していると明かした。「シュヴァインシュタイガーは、私が対応を後悔している選手の1人だ。彼が退団する前に言った最後の言葉のことだ。正しくなかった」

ケヴィン・デ・ブライネ

若くしてチェルシーへとやってきたデ・ブライネ。ジョゼ・モウリーニョの下でなかなかプレーするチャンスを与えられずに退団し、ドイツで再ブレイクしてマンチェスター・シティへと加入。今や世界最高の司令塔だ。

モウリーニョはかつて、デ・ブライネについてこのように話していた。「デ・ブライネについて言えば…選手がドアをノックしてきて、退団したいと毎日泣いている場合、決断を下さなければならないということだ。彼は動揺した子供のようで、非常に悪いトレーニングをしていた」

ロメル・ルカク

ルカクは10代でチェルシーに加入したもののなかなか出番を得られず。エヴァートンへのローン移籍を行い、そこでゴールを決めて『ジョゼ、見ているか』と挑発した。モウリーニョ監督はそれに対してこう話したという。

「ロメルは話すのが好きな少年だ。チェルシーにはもういない。その理由は彼が説明すべきことだね。彼はエヴァートンでゴールを決めて、『ジョゼ、見ているか。なぜ僕を手放したんだ』と言っていた。だが私は彼にそれを伝えている。逆に『どうしてチェルシーを離れることになったのか?』と彼に尋ねてくれ」

クリスティアーノ・ロナウド

モウリーニョは、レアル・マドリーで指導したクリスティアーノ・ロナウドに「ゲームプランに従ってほしい」と説得していたという。それが功を奏したかどうかはわからないが、ロナウドはエースとして活躍を見せていた。

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2013年、モウリーニョはロナウドについてこう話した。「彼との問題は一つだけだった。簡単なものだ。基本的なことだ。戦術的な観点から監督が選手を批判するときのことだ。私の見解からは改善できるようなことを改善しようとしたときのことだ」