Samsungが2022年モデルのスマートテレビを発表、GeForce NOWやStadiaなどのゲームストリーミングサービスに対応
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Samsungが世界最大の家電見本市であるCES 2022に合わせ、2022年に発売予定のスマートテレビの新しいラインアップを発表しました。Samsungの新しいスマートテレビはNVIDIAのGeForce NOWやGoogleのStadiaといったゲームストリーミングサービスに対応していることが明らかになっています。
Samsung Electronics Unveils Its 2022 MICRO LED, Neo QLED and Lifestyle TVs, With Next-Generation Picture Quality and Range of Cutting-Edge Personalization Options - Samsung Global Newsroom
Samsung’s new 2022 TVs bring Nvidia GeForce Now and Google Stadia gaming - The Verge
https://www.theverge.com/22862814/samsung-2022-tv-geforce-now-stadia-nvidia-google-utomik-cloud-gaming
Samsung’s 2022 TV lineup has big software changes, smaller hardware upgrades - The Verge
https://www.theverge.com/2022/1/2/22863489/samsung-2022-neo-qled-8k-4k-tvs-announced-features
Samsungが2022年に発売するスマートテレビは、「MICRO LED」「Neo QLED」「Lifestyle TV」という3つのモデルに分けられます。
MICRO LEDは最先端のテレビ関連テクノロジーを採用したモデルで、光と色を個別に生成する2500万個のマイクロLEDにより、クラス最高の画質と印象的な奥行き、鮮やかな色、透明度とコントラストの高い映像を実現しているとのこと。今回発表されたMICRO LEDモデルは110インチ、101インチ、89インチの3つ。20ビットのグレースケール深度をサポートしており、SamsungはMICRO LEDモデルについて「真のHDR体験を提供する」と記しています。
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Neo QLEDモデルは専用のNeo Quantumプロセッサーを搭載しており、バックライトユニットを使用した高度なコントラストマッピングに対応。光源はQuantum Mini LEDで、輝度レベルは前モデルの12ビットから14ビットに進化しています。マルチインテリジェンス画質アルゴリズムの「Real Depth Enhancer」も搭載しており、これにより画面上のオブジェクトを処理して奥行き感を生み出すことが可能になります。そのほか、内蔵の光センサーに基づき画面の明るさとトーンを自動調整する「EyeComfort」モードも搭載しており、睡眠の質に影響を与えるブルーライトを適切に減らすことが可能です。
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Lifestyle TVはデザインとテクノロジーをシームレスに融合させたモデルで、アンチグレア・アンチリフレクション・耐指紋性能を備えたマットディスプレイを備えています。Lifestyle TVの中にはさらに3つのモデルが用意されており、美術館のアート作品を飾る額縁のような見た目の「The Frame」は、32インチから85インチまで用意されています。ディスプレイと同じマット仕上げのフレームが楽しめる「The Serif」は、43インチから65インチまで。ディスプレイを縦にしたり横にしたりして使用できる「The Sero」というモデルも用意されます。
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これらのSamsungの最新スマートテレビでは「Samsung Gaming Hub」という機能が搭載されており、これを使えばユーザーはお気に入りのコンテンツを検索するのが楽になる模様。Samsung Gaming HubではGeForce NOW、Stadia、Utomikといったゲームストリーミングサービスを利用可能になります。Samsungによると、Samsung Gaming HubはHDMI接続のゲーム機にも対応しているため、PlayStationやXboxの専用コントローラーを同社のスマートテレビで利用可能になるとのこと。つまり、テレビにつないだゲーム機のコントローラーで家庭用ゲームをプレイしたりゲームストリーミングサービスをプレイしたりすることができる可能性があります。
Samsungは2015年から2017年にかけて同社のスマートテレビでソニーのゲームストリーミングサービスであるPlayStation Nowに対応していましたが、2022年モデルはPlayStation Nowに対応していません。また、SamsungはMicrosoftとゲームストリーミングで提携し、同社のAndroidスマートフォンでMicrosoftのゲームストリーミングサービスであるXbox Cloud Gamingを提供していますが、スマートテレビでは同サービスに対応していません。
この他、Samsungのスマートテレビのリモコンである「Eco Remote」は、太陽光で充電できるだけでなくWi-Fiルーターの電波を収集して充電することができることが明らかになっています。
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なお、Samsungのスマートテレビは独自OSの「Tizen OS」を搭載しており、ホーム画面などのUIデザインも刷新されています。この新しいTizen OSのホーム画面について、海外メディアのThe Vergeは「Google TVやApple TVに非常によく似ている」と指摘しています。
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この他、Samsungが2022年にリリースするスマートテレビではNFTコンテンツを閲覧・購入・表示することができる「NFTアグリゲーションプラットフォーム」機能が搭載されており、PCゲーム需要の増加に合わせて最大144Hzまでの可変リフレッシュレートに対応したモデルもリリースされる予定。なお、ハイエンドモデルはすべてHDMI 2.1ポートから4K・120Hzでの出力に対応するようです。