TokTok
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TikTokがリリースしたばかりのライブストリーミングソフトTikTok Live Studioが、GPL(GNU General Public License)に違反しているとの疑惑が持ち上がっています。

TikTok Live Studioは、Windows上からスマートフォンやカメラ、ゲーム機を接続してTikTokでライブ配信を行えるというもの。同様のことはOBS(Open Broadcaster Software)などのライブ配信ソフトを利用すれば行えますが、TikTok自身が手掛けることで、設定の簡略化などが期待されています。

そのTikTok Live Studioに、OBS Studioなどオープンソースでリリースされているソフトのコードを流用しているとの指摘が出ています。GPLライセンスで公開されているオープンソースのコードを一部でも流用している場合、それを利用したソフトもGPLライセンスでソースコードを公開しなければなりません。現時点でTikTok Live Studioはコードを公開しておらず、もしコードを流用しているのであればGPL違反となります。

テクノロジーニュースサイトのProtocolによると、OBSのビジネス開発マネージャーBen Torell氏は、GPL違反の「明確な証拠」を見つけたとしています。Torell氏はTikTokに連絡をしたものの、まだ返答は得ていないとのことです。

なお、Torell氏は法的な対立は避けたいと述べています。TikTokがライセンスを遵守する限り、友好的な関係を築けるともしており、TikTok側にライセンス遵守を促したい考えです。

Source: Protocol