Googleが革新的な拡張現実(AR)デバイス向けに「拡張現実OS」の開発に着手していることが明らかになったと、Google関連メディアの9to5Googleが報じています。

Google developing 'Augmented Reality OS' for AR device - 9to5Google

https://9to5google.com/2021/12/13/google-augmented-reality-os/

Google is building a new augmented reality device and operating system | Ars Technica

https://arstechnica.com/gadgets/2021/12/google-is-building-a-new-augmented-reality-device-and-operating-system/

Googleのエンジニアリング・シニアディレクターであるマーク・ルコフスキー氏が、求人情報SNSのLinkedInに「私の役割はGoogleの拡張現実OSチームを率いることです。この旅に参加することに興味があれば、お話したいと思います」と投稿し、Googleで拡張現実OSの開発に携わることができるという求人情報を共有しました。

Senior Software Engineer, Embedded Systems, Augmented Reality OS - Google - Seattle, WA, USA - Mountain View, CA, USA - San Francisco, CA, USA - Google 人材募集

https://careers.google.com/jobs/results/98805776622985926-senior-software-engineer-embedded-systems-augmented-reality-os/



ルコフスキー氏は16年間Microsoftで働いたのち、2004年から2009年までGoogleに在籍し、その後、FacebookのOculus OS開発チームでゼネラルマネージャーとして4年間を過ごし、再びGoogleに戻ってきたという人物。

ルコフスキー氏が共有した求人情報には、拡張現実OSチームの役割について「ハードウェアを制御・管理するソフトウェアコンポーネントを開発しています。これはARデバイスで実行される、ハードウェアに最も近いソフトウェアコンポーネントです。GoogleがARポートフォリオに製品を追加するにつれ、OS開発チームは新しいハードウェアを扱う最初のソフトウェアチームになります」と記されています。

求人情報では、拡張現実OSチームでの「シニアソフトウェア開発者」「カメラソフトウェアエンジニア」「テクニカルリード」「組み込み機械学習、シニアソフトウェアエンジニア」といったさまざまな職種が募集されており、「チームの一員として革新的なARデバイスのカメラデバイスソフトウェア全体を担当します」という記述もあり、Googleが「革新的なARデバイス」の開発に取り組んでいることが強調されています。

この他、「我々はモバイルデバイスを介して何十億もの人々が没入型コンピューティングにアクセスできるようにすることに重点を置いており、その範囲は拡大と進化を続けています。ARチームはコンピューティングをより知覚的で没入型でアクセスしやすいものにします」とも記されています。



求人情報に書かれている要件には「Linuxカーネルとドライバーモデルへの理解」や「リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)の開発経験」と記されています。