2011年に誕生したHKT48は今年で10周年。 記念すべき10周年記念特別公演は、拠点となる劇場にて、2011年〜2015年までの公演・シングル楽曲を「前期」、2016年〜2021年の 公演・シングル楽曲を「後期」として披露する公演を2日間に渡り開催する。


劇場ロビーは、これまでの公演写真が掲出され、様々な 施策を実施。グッズ販売コーナーも特設し、開演前からファンで賑わった。また、ステージも当時を再現し、劇場名物だった「出臍」(でべそ)も設置された。


メンバー総出演による「10周年記念特別公演」は、10年前の今日、1期生がHKT48劇場のこけら落とし公演でオープニングを飾った楽曲 『僕らの風』で幕を開けた。劇場内がお祝いの雰囲気に包まれる中、HKT48前期(2011年〜2015年)に上演した公演の楽曲やシングル曲、そして初の九州ツアー(2014年)で披露したモーニング娘。の『ザ☆ピ〜ス』など、HKT48の「前期」を創った懐かしい楽曲たちを一挙披露。そして2014年に『メロンジュース』でNHK紅白歌合戦に初出場した際に行った早着替えパフォーマンスも披露した。 


そして公演終盤、『草原の奇跡』ではSKE48へ移籍した2期生の谷真理佳が、『10年桜』ではAKB48へ移籍した1期生の中西智代梨が同期のメンバーとともにサプライズ登場し、思い出の楽曲を歌い上げた。チームKIVキャプテンの本村碧唯は「智代梨も谷も来てくれたり、 スタッフさんが一生懸命に力を合わせて頑張ってくれたり、ファンの皆さんがずっとこうやって愛してくださるおかげで、私たちは10周年を迎えることができたなと今日改めて実感しました。これからもHKTらしく、楽しく、元気にどんどん進んでいけたら」と笑顔。ファンのから温かい拍手が起こっていた。 


盛大な拍手に迎えられたアンコールでは、12月1日に発売するセカンドアルバムより、矢吹奈子がセンターを務めるリード曲『突然 Do love me!』を初披露。矢吹は「10周年という節目に、こうやってまたアルバムを出すことが出来て本当に嬉しく思っています。発売まであと5日な ので、皆さんと一緒に盛り上げていけたら」と意気込んだ。 さらに、約3年ぶりとなる「HKT48 第6期生オーディション」の開催もサプライズ発表。5期生の石橋颯は「颯先輩って呼んでください!」と、 後輩が出来る喜びを爆発させていた。チームHキャプテンの松岡菜摘は「11年目ということで、6期生のオーディションも決まりましたし、 きっとみんなにとって良い方向に動くんじゃないかな」と期待を寄せた。 


最後に、松岡は「もっともっとHKT48だったら上に行けるんじゃないかなと、私はそう信じていたいので、大好きなHKT48がここで終わらずに、 10年、20年と、私が卒業したりしても、「みんな頑張っているんだ」と思えるようなグループを自分たちで残していけるように頑張りたいなと思います。11年目の応援もよろしくお願いします」と挨拶し、全員で一礼。松岡の強い決意に応えるかのように、盛大な拍手が起こっていた。 27日も引き続き、2016年〜2021年の公演・シングル楽曲を披露する「HKT48劇場 10周年記念特別公演」〜後期〜を開催する。