(左から)モラレスきあら、野島樺乃、栗本優音、山崎カノン 撮影/山田健史

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リーダーを務める元SKE48の野島樺乃を筆頭に、栗本優音、モラレスきあら、山崎カノンの4人からなる新世代女性ボーカルグループ「et-アンド-」。7月にデジタルシングル『#tokyo』でデビューし、翌月には2ndデジタルシングル『Eenie, meenie, miney』をリリース。そして11月24日、ファンからの「形に残るものが欲しい」という声に応えるように、ついにCD形式のデビューEP『toi et moi(トワ・エ・モア)』を発売することとなった。結成から1年以上が経った今、改めてメンバー同士の初対面を振り返ってもらった。(前後編の後編)

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──結成からは1年以上経つということですが、お互いの第一印象を振り返ってみてもらえますか。まず、モラレスさんと初めて会ったときは皆さんどんな印象でしたか?



野島 et-アンド-の中で唯一の同い年なので、最初から勝手に親近感が湧いて、仲良くなりたいなと思っていました。ノリが良かったので変に気を遣うことがなくて、話しやすかったです。「これは仲良くなれるぞ」と思いました(笑)。

栗本 きあらを初めて見た時は「かわいい!」ってなりましたね。話していくうちに元気な明るい子だなって。ノリが良いし、現場にいるだけで明るくなる。

山崎 人見知りしないタイプだと思うんですよね。初対面のときからコミュニケーションが上手で、すごいなと思っていました。私とは性格が真逆なんですよ。私は人見知りなので「すごいしゃべってる」って思いました(笑)。

──では、野島さんについてはいかがですか?



モラレス 初めて会ったのが高校3年生のときなので現役アイドルでした。でも「全然“アイドルアイドル”していないな」と思ったんです。

野島 「(猫なで声で)こんにちはぁ〜」みたいな?(笑)

モラレス うん、そういう感じじゃなかった(笑)。全然ブリブリしてないし、ザ・アイドルという感じではないなと思いましたね。私も仲良くなれそうだなと思いました。

栗本 私は大人っぽいなと思いました。しっかりしてるお姉さんな感じがありました。今もその印象は変わらないですね。

──栗本さんは野島さんに甘えたりするんですか?



栗本 はい。いろいろ聞いちゃいますね。

野島 お姉ちゃんなんです(笑)。なにをするにしてもだいたい確認で、なんでもよく聞かれるので、妹感が強いです。SKE48にいた頃は逆に、私が甘える側だったんですよ。et-アンド-になって、自分の性格も変わったかなと思います。「守りたい!おいしいもの食べさせたい!」みたいな。

山崎 私も大人っぽいと思いましたね。本当は私のほうが年上なんですけど、初対面のときは私より上なのかなと思いました。年下と聞いたときにはびっくりしました。

──では、栗本さんについては?



モラレス 顔面がかわいいって思いました。

山崎 真面目ちゃんなイメージ。最初、すごくかしこまった感じだったんです。しっかりしてるなと思いましたね。

野島 私は大人っぽいなと思いました。その印象は今でも変わらないですけど、16歳には見えない。でもしゃべりだすと16歳の感じも出てくるので、そこがかわいい。

──栗本さんは最年少で、周りが年上ということもあって「しっかりしなきゃ」という思いがあったんですかね。



栗本 そうですね。学校とか家にいるときの私とet-アンド-にいるときの私では無意識にオンオフが切り替わっているかもしれません。真面目になっちゃうんですよね。

──山崎さんのことは皆さんどう思いましたか?



モラレス 人見知り。最初は無口で、あまりしゃべらないのかなと思いました。

山崎 そうですね。打ち解けるのに時間がかかりました。本当に極度の人見知りなんですよ。初対面の人だとどう思ってるのかなと思って観察しちゃうんです。だから話すというより見てしまうんです。

野島 初めてパフォーマンスを見た時には、全然第一印象と違うなと思いました。一気にガラッと雰囲気が変わる。しゃべっている時はふわふわほんわかしているんですけど、パフォーマンス中は「邪魔しちゃいけない」という雰囲気。自分の世界観がしっかりあるんだなと感じました。

栗本 静かそうなイメージでしたね。今は変人。ひとりでおかしな行動をしてるな、と思うことがあります。気付いてもあえて言わないんですけどね(笑)。良いところで言うと、4人で話し合いをしている時に先頭に立つのはカノンなんです。いつも最後に締めてくれる。

野島 今では人見知りだったなんて信じられないくらい、楽屋で一番歌ったり踊ったり、しゃべったりしてますよ(笑)。

(取材・文/山田健史)

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