(C)東京女子プロレス

写真拡大

SKE48の荒井優希が11月13日(土)、出身地である京都で開催された東京女子プロレスの大会に出場。メインイベントのタッグマッチで勝利を飾り、12月18日(土)名古屋国際会議場での“プロレスの師匠“山下実優選手との一騎打ちを決めた。

【写真】鬼気迫る表情でスリーパーホールドをかける荒井優希ほか試合カット【22点】

荒井は、東京女子プロレスの絶対的エース山下と師弟タッグを組み、中島翔子&遠藤有栖組と対戦。プロレスで初の地元凱旋ということで荒井は序盤から果敢に攻めていくが、中盤はローンバトルを強いられた。荒井が中島にボディースラムを見舞ってピンチを抜け出すと、替わった山下が躍動。山下のリターンクラッシュから、荒井がスリーパーで中島を絞った。フライングエルボーで逆転され、遠藤のキャメルクラッチでピンチになるが、なんとかロープに逃れることに成功。分断狙いの中島を山下がSkull kickで排除し、荒井と遠藤の一騎打ちに。荒井は遠藤にフルネルソンバスターからFinally(踵落とし)を決めて勝利をおさめた。

試合後、マイクを取った荒井は京都での大会開催と来場したファンへの感謝の気持ちを述べた後、山下に向き合い、「名古屋での出来事を覚えてますか?」と問いかける。荒井が山下とタッグを組むのは、8月に開催された名古屋大会以来となり、その試合後に荒井は山下にシングルマッチでの対戦を希望していた。「あの時は実力不足だったけど数ヶ月経って少し変われたと思う。やってくれますか?」と改めて対戦を求めると、会場からは拍手が。その拍手に山下は「これが答え。もちろんやりましょう」と快諾したものの、「闘う以上は容赦しないんで、ぶつかり合いましょう」と付け加えることを忘れなかった。

終了後会見で荒井は、「山下さんは手加減なしでやってくると思うし、自分もその覚悟はできているので、今まで経験してきたことをしっかり生かして、いい動きができればなと思います」と抱負を語り、山下から荒井については「自力で返そうとする強い気持ちがどんどん強くなっていたし、気持ちだけでなくしっかり技で返せるようになって、着々と強くなってきていると思う。私を倒すつもりで来てほしい」とエールを送った。

荒井は11月20日(土)両国KFCホール大会に出場後、11月25日(木)後楽園ホールでは辰巳リカ選手とのシングルマッチに挑む。2021年を締めくくる12月の山下選手との師弟マッチに向けて、これからも注目だ。

▽荒井優希コメント
初めての地元での試合ということで、この京都大会を楽しみにしてくださっていた方がいっぱいいたのを実感していたので、みんなが期待してくれている大会で敗けるわけにはいかないという気持ちが強くて、山下さん(とのタッグ)も、ものすごく心強かったです。でも、やっぱり有栖ちゃんはすごく強くて、気持ちも強くて、デビュー戦の時もデビューが近いけどすごく強いなという印象があったんですけど、そこからもっと強くなっていて、これからもっと有栖ちゃんとも切磋琢磨しながら頑張っていけたらなという目標をすごく感じました。やっぱり中島さんはすごくて、結構(これまでで)一番当たってるんじゃないかなというくらいやらせてもらっている先輩なんですけど、まだまだ着いていけない部分や、自分が一発で決めたりできない部分も多いので、もっと成長した姿で闘いたいなと思いました。

(山下選手とのシングルマッチが決まって)
8月の名古屋大会の時に言わせてもらって、その時はやっぱり観ている方も笑っていて「無謀だろう」という感じがものすごくあったと思います。私もやっぱりその後に山下さんの試合を観ていて、「ちょっと怖いな」と、何度も思うことも多かったんですが、やっぱりここでやってもらわないと、自分としてもどこまで成長したか全然わからないなと思うので。山下さんは手加減なしでやってくると思うし、自分もその覚悟はできているので、今まで経験してきたことをしっかり生かして、いい動きができればなと思います。

(8月の名古屋凱旋大会と比べて、今日の会場の雰囲気は)
前回はまだやっぱりSKE48の私を観にきてくれている感じが強かった気がしたんですが、今回はプロレスラーとして楽しみにしてくださっている感じがしたので、本当に頑張らなきゃという気持ちになりました。

(12月の名古屋大会はSKE48のおひざ元ということでファンの方の声援も期待できるのでは?)
やっぱり入場した時から知っている顔がいっぱいあると、みんなにカッコイイところ見せたいと思いますし、試合中たくさん応援してくださる姿も見えているので。ファンの方も勝った方が気持ちよく帰れると思うので、名古屋でもみんなの力を一番私が受けて、しっかり力を発揮出来たらと思います。

【あわせて読む】SKE48荒井優希、アジャコングに完敗「一斗缶攻撃は記憶にない。気づいたら倒れていた」