なぜかモテる…自然と人が寄ってくる魅力の持ち主【日干で占う、戊(つちのえ) の性格】
四柱推命の十干のひとつ「戊(つちのえ)」。今回は、日干に「戊」を持つ人の基本性格や恋愛傾向などについて詳しく解説していきます。
■日干で読み解く「戊」の性格
◎基本性格
戊は、めったに人が立ち入らないような山岳地帯をあらわします。また、河川の氾濫を防ぐための乾燥した堤防の土や岩石のことでもあります。
「動かざるごと山のごとし」で、自分からは動かなくても、人が自然に寄ってくる魅力の持ち主。ゆったりと落ち着いた雰囲気を持ち、マイペースで動こうとします。大地のパワーが結集したのが山ですから、どんな人でも拒まない包容力があるのです。面倒見がよく、リーダーシップを発揮してグループをまとめていきます。
その反面、その場の状況に合わせて器用に立ち回ることができず、ささいな誤解から、人間関係がぎくしゃくすることも。自分が信じた人や物ごとに対して、疑いたくないという気持ちが強くなり、違う視点で考えることができなくなるのです。そして、我慢に我慢を重ね、臨界点を超えると、火山が噴火するように爆発しがち。ふだんのおおらかな態度とは一転して、こわい人になってしまいます。
◎恋愛
戊は、異性から慕われたり、親しみをもたれたりしやすいタイプです。見た目は地味ですが、内側からほとばしる華やかさは隠せないものがあります。ただし、山が不動であるように、恋愛でもガンコで、甘えるのもどちらかというと下手。恋に対しては、少し不器用と言えそうです。相手を好きになるほど、素直になれない面もあるかもしれません。
また、遊びの恋、不安定な交際は戊には向いていないでしょう。連絡がいい加減だったり、平気で放置したりするような男性とは縁を切ったほうが無難です。
ただ、好きになってしまうと、そういう相手にいつまでも執着してしまう傾向があります。その結果、女性としての自信も魅力も落ちますし、何より運気が下がるでしょう。執着するほど、関係もギクシャクしそうな予感。
◎お金と仕事
ケチケチしてお金を貯めるのは、戊の性に合っていません。お金は使ってこそ生きるものだとわかっているからです。後輩にごちそうしたり、友達を家に招いてもてなしたり、人間関係に使うお金は惜しまないでしょう。戊の人だけがお金を出して損をしているようですが、不思議なことに、使ったお金以上の額がちゃんと入ってくる循環になっているのです。まさに「金は天下の回り物」を体あらわする運命でしょう。
と言っても、単なる運でお金が入ってくるのではありません。人間関係運がいいので、人脈が太くなり、そこから有意義な情報が入ってきたり、新たにビジネスを始めるときに助けてくれる人が出現したりするのです。
不動産運があるので、ある程度のお金を手にしたら、自分の城を持つことを考えてもいいでしょう。あるいは、投資用のワンルームマンションを取得するのも向いています。貯金通帳に数字を並べるよりも、土地や家といった目に見えるものを所有することで、ますます勤労意欲が湧いてくる気質なのです。