レアル・マドリー、「史上最高のGK」ベスト9

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長年世界最高峰のクラブとしての立場を確保し続けているレアル・マドリー。そこには数多くの名選手が所属してきた。

今回は『Sportmob』から「レアル・マドリーの歴史上最高のゴールキーパー」という記事をご紹介する。

ケイロル・ナバス

ケイロル・ナバスはサッカーの歴史上唯一3回のチャンピオンズリーグ連覇を達成した人物だ。レバンテから2014年に加入し、第2ゴールキーパーの立場に腐ることなく努力を重ね、イケル・カシージャス退団後の穴を埋めた。

それからの5シーズンで12のタイトルを獲得し、数々の試合でスーパーセーブを見せた。一時はマンチェスター・ユナイテッドへ移籍する直前だったが、FAXが間に合わなかったために破談。あのときデ・ヘアが来ていたらどうなっていただろうか。

ボド・イルクナー

もちろんレアル・マドリーの歴史上重要な役割を果たしたドイツ人GKイルクナーもこのリストに値する。ファビオ・カペッロ監督によってケルンから獲得され、1996年から2001年までレアル・マドリーでプレーした。

1998年、2000年にはチャンピオンズリーグの優勝を経験し、リーガでも2度トロフィーを掲げた。イケル・カシージャスにポジションを奪われるまで119試合に出場し、34回のクリーンシートを達成している。

ホセ・ビセンテ・トライン

1960年にレアル・マドリーへと加入したホセ・ビセンテ・トライン。1964年までの4シーズンで86試合に出場し、そのうちクリーンシートが34回。78失点しか許さないという鉄壁を誇った。

インターコンチネンタルカップ優勝のほか、4回のリーグ優勝、そして3回のサモラ賞（最小失点GK）を獲得。所属は短かったものの、その実績はあまりにも見事なものだった。

ガルシア・レモン

レアル・マドリー史上最高のゴールキーパーリストの中で、唯一マドリッドで生まれた地元っ子のガルシア・レモン。1966年に15歳で加入し、デビュー前にタラベラやオビエドへと貸し出されて修行している。

1971-72シーズンにリーグタイトルを獲得してから、14シーズンに渡ってレアル・マドリーのゴールマウスを守り、6回のリーガ優勝と4回のコパ・デル・レイ優勝を果たしている。キャリアを通して多くの怪我を負ったが、リーガ177試合でプレーした。

フアン・アロンソ

兵役を終えたあと、1949年にレアル・マドリーと契約したフアン・アロンソ。肺を痛めたために早期引退を余儀なくされたGKホセ・バニョンが推薦したのが彼だったと伝えられている。

当初3番手だった彼であるが、ライバルの怪我ですぐにチャンスを与えられるとレギュラーを奪取。10年間それを明け渡さず、チャンピオンズカップ5連覇のうちの一つを掲げた。172cmと小柄だったが、素晴らしい安定感と落ち着き、ポジショニングでそれをカバーしていた。

ミゲル・アンヘル・ゴンサレス

ハンドボールのゴールキーパーとしてプレーしていたというミゲル・アンヘル・ゴンサレス。サッカーを始めたのは18歳という遅咲きであるが、それからわずか2年後にレアル・マドリーへと加入している。

優秀なGKに阻まれ最初の6年はほとんどプレーできていなかったが、1974年にようやくポジションを確保。それから10年間レギュラーとして見事なプレーをし、1986年に38歳で現役引退した。レアル・マドリーでのプレーは18年に及び、246試合に出場した。

フランシスコ・ブーヨ

マジョルカでプロキャリアをスタートさせ、それからデポルティーボ・ラ・コルーニャとセビージャで名をあげたブーヨ。1986年にレアル・マドリーに引き抜かれると、1996年までゴールマウスを守った。

レアル・マドリーでは公式戦454試合に出場し13のメジャータイトルを獲得。2回のサモラ賞（最小失点GK）にも輝いた名選手であるが、イルクナーやカニサレスの台頭もあり、1997年に39歳で現役引退を決断した。

リカルド・サモラ

もちろんレアル・マドリーの名GKを語る上で「サモラ賞」にも名を残す彼を除くわけにはいかないだろう。バルセロナで生まれたサモラは、FCバルセロナやエスパニョールでプレーしたあと、1930年にレアル・マドリーへとやってきた。

当時最も高額な給与を受け取っていたと伝わるサモラは、1931−32、1932−33とリーガを連覇するなど大活躍した。スペイン内戦が勃発すると彼は共和党に逮捕されたが、無事に解放されたあとフランスへと亡命している。

イケル・カシージャス

もちろん最後は「聖イケル」。17歳でトップチームに昇格した生え抜きのカシージャスは、セサル・サンチェスが怪我をしたことでレギュラーポジションを任されることになり、長く誰にも置き換えられない守護神となった。

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多くのタイトルに恵まれたレアル・マドリーでのキャリアはジョゼ・モウリーニョ監督との衝突によって終わりを告げたものの、その貢献は未だに色褪せることがない。