任期満了に伴い、4月11日に投開票が行われる佐野市長選挙で、5期目の当選を目指す現職の岡部正英氏が19日、会見を開き、公約を発表しました。

岡部氏:「やり残した課題を解決し、新しい時代のリーダーに引き継ぐための4年間にしたい」

82歳の岡部氏は、全国の市長の中で最高齢で、合併後の初代市長として4期16年を務めてきました。

公約の柱におととし10月の東日本台風からの復興と新型コロナ対策を掲げていて「立ち向かえるのは現職として携わってきた自分しかいない」と意気込みました。

そして「次の4年間を集大成として、新しい時代のリーダーにバトンを渡すための基礎を作りたい」とし、政治家として最後の選挙にする考えを明かしました。 

当選を重ねる多選への批判については「3期4期でようやく政策が軌道に乗ると思っている。多選だからこそ市民に恩返しできる」と反論しました。

佐野市長選挙には岡部氏のほか、市議会議員の井川克彦氏、行政書士の郄際弘幸氏、元県議会議員の金子裕氏が立候補を表明し、12年ぶりの選挙戦になる見通しで、4月4日に告示、11日に投開票が行われます。