市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning〜season your life with music〜」。木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が最近起きたニュースを独自の視点で解説する「若新雄純の『色メガネ』」のコーナーでは、「爆破予告容疑で高校生が逮捕された事件」について取り上げました。


木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)



◆表情がないと“冗談”は成立しない
警視庁築地署は7月1日(水)、東京都・世田谷区に住む高校2年の男子生徒(16歳)がゲーム制作大手「コナミデジタルエンタテインメント」に爆破予告をしたなどとして、威力業務妨害と脅迫容疑で逮捕しました。

同社が手がけるスマートフォンのサッカーゲームアプリ「ウイニングイレブン」に不具合があると不満を抱いた容疑者は、同アプリのダウンロードサービス掲示板に「コナミ本社を爆破させていただきます」などと書き込み、同社に警備を強化させるなどして業務妨害をしたとされています。実際に爆弾は仕掛けられていませんでした。

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若新は「本人は冗談のつもりだったかもしれないけど、ネット上に書き込まれて多くの人の目に触れる状態にしてしまった以上、“冗談だった”と言って許されるものではない。それと、“冗談”の使い方が下手な人が増えたのではないか」と疑問を投げかけます。

“冗談”を“冗談”として成立させるうえで、絶対に欠かしてはいけないものがあると言い、それは「表情がないと冗談は成立しない」と断言。しかし、ネット上では表情を直接伝えることが難しい。例えば、友達とLINEなどでやり取りをするときに「冗談っぽく言いたいときはそれがわかるようなキャラのスタンプを送ったり、文末に(笑)をつけたり、顔文字を入れたりする。これらをつけた文面なら、相手に“冗談”として伝わる可能性も高いし、思い返すかぎり、通じなかったことはあまりない」と自身の経験を述べたうえで、ネット上でのコミュニケーションでは「表情に関する情報(顔文字など)を入れることがとても大切」と言います。

対面のときでさえ、真顔で言う冗談は通じないことがあると言い、「表情や口調を変えて、はじめて(相手に)“そういう意味じゃないんだよ”と伝わるもの。だからこそ(相手の顔が見えない)ネット上でコメントをしたり、メッセージを送ったりするときは、相手にはテキストだけでは意図はすべて伝わらない。冗談を冗談として成立させるには、必ずそのための表情に関する情報がセットでないといけない」と提言。あらためて「当然、爆破予告はダメ!」と強調したうえで、「リアルでもネットでも表情の伝達を大事にしていきましょう」と呼びかけました。

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<番組概要>
番組名:Seasoning〜season your life with music〜
放送日時:毎週月曜〜木曜 13:30〜15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、ヨウイチロウ(月曜)、乙武洋匡(火曜)、IVAN(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:https://park.gsj.mobi/program/show/38286