曽根駅 きっちりメンテナンスされています【木造駅舎巡礼02】山陽本線01
※2020年8月撮影
トップ画像は、JR西日本山陽本線曽根駅。
木造駅舎ツアー2日目(2020年8月18日)、4時起き。5時オープンの大垣駅で青春18きっぷに日付印をもらって、ホームの自販機、ビタミンドリンクを飲んで5:23発米原行、35分で米原駅に5:58到着。
ここからはJR西日本です。一気に進めるので山崎駅はご覧いただいた様に帰路に撮ることにして、6:13発の新快速姫路行に乗って147分、一気に加古川駅に8:40到着。ようやく加古川駅のドトールで朝食。9:06発の各駅停車網干行に乗って7分、9:13に曽根駅到着。
この駅から山陽本線です。
山陽本線は、起点神戸駅から終点の門司駅までの534.4kmに貨物駅を含めて131の駅があります。神戸〜下関開通は1901年(明治34年)。1942年(昭和17年)関門トンネル開通で全通しました。
さて、曽根駅です。乗って来た下り列車が3番線から出て行きました。下りホームから門司駅方面を見ています。島式ホーム1面2線でしたが中線が撤去され変則的な相対式ホーム2面2線になっています。2番線は欠番。
※2020年8月撮影
1番線ホームに駅舎があります。
※2020年8月撮影
木造駅舎とハッキリ分かります。屋根瓦がキレイですね。ホーム側の柱もチャーミング。
※2020年8月撮影
駅名標。
※2020年8月撮影
1888年(明治21年)阿弥陀駅として開業。駅所在地は現在も兵庫県高砂市阿弥陀一丁目です。1893年(明治26年)東に0.8km移設。1902年(明治35年)曽根駅に改称。
1900年(明治33年)に東隣の駅が宝殿駅として開業。生石神社の「石の宝殿」から駅名が付けられたことから、阿弥陀駅も曽根天満宮を観光目的で駅名にするように要請。曽根駅に改称されたのです。
1906年(明治39年)国有化。1907年(明治40年)現在の場所に移設。ほぼ最初に開業した位置です。1909年(明治42年)山陽本線所属駅になりました。1988年(昭和63年)JR西日本により愛称「神戸線」が使用開始。
跨線橋から門司駅方面を見ています。右に木造駅舎の屋根が見えます。
※2020年8月撮影
こちらは神戸駅方面。
※2020年8月撮影
1番線、駅舎、改札口です。
※2020年8月撮影
駅舎内から。この駅の「きっぷ運賃」の表示範囲も広大です。みどりの窓口が閉鎖され「みどりの券売機プラス」が設置されています。
※2020年8月撮影
ホームを貨物列車が通過中。
※2020年8月撮影
駅舎出入口から。貨物列車は長い編成なのです。
※2020年8月撮影
出入口に建物財産標、昭和2年6月となっています。1927年の建築です。
※2020年8月撮影
駅舎正面。切妻屋根の平入り側に妻入りの切妻が美しい。
※2020年8月撮影
駅前、東側から。駅舎はおそらく屋根瓦を葺き替えられたのでしょう。とても良い状態に保たれています。
※2020年8月撮影
微妙な角度違い。
※2020年8月撮影
西側には建物があって妻が見えません。築100年近いのですが、丁寧にメンテナンスされていることがうかがえます。
※2020年8月撮影
山陽本線には木造駅舎が多く残っているので嬉しい。次々行きます!
【木造駅舎巡礼02】山陽本線02 に続きます。
(写真・文章/住田至朗)